2026-08-27 / 最終更新日時 : 2026-08-29 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いてまなぶ(4)-北山三十首から- 4.歌意は歌意:「春の夜遅い時間に、吉野山を尋ねて入って行くと桜の花に月がおぼろげにかすんで趣深い。」 鑑賞:季節の情趣は秋に極まると言われてきたが、春の情趣も捨てがたい。とりわけ桜が咲きほこる吉野山に月が出て、春霞にお […]
2026-08-26 / 最終更新日時 : 2026-08-29 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いてまなぶ(3)-北山三十首から- 3.たづね入釈文:「たづね入(いる)春のあはれも深き夜の花に霞めるみ吉野の月」 選字は「多徒年入る者流農あ盤れもふ可支夜の 花耳可須免るみ吉野の月」 語釈:「春のあはれ」春の趣。用例が多いのは「秋のあはれ」であるが、これ […]
2026-08-25 / 最終更新日時 : 2026-08-26 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いてまなぶ(2)-北山三十首から- 2.歌意は「知人(しるひと)もあらしにまよふ・・・」の歌意は「知る人もないだろう、これほど梅が見事に咲いているのを。その色も香もむなしく散ってゆくだけ。」 この歌の本歌は二点ある。「君ならで誰にか見せん梅の花色も香をも知 […]
2026-08-24 / 最終更新日時 : 2026-08-26 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いてまなぶ(1)-北山三十首から- 1.北山三十首とは「北山」とは京都北郊の山。北山三十首は俊成卿女が建保元年(1218)一月二十日に出家した後の歌と思われる。 釈文:「知人(しるひと)もあらしにまよふ梅(むめ)の花色をも香をも散るにまかせて」 選字は「し […]
2026-08-23 / 最終更新日時 : 2026-08-26 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(26)-月花五十首を- 26.歌意は「朽ちはてん涙のつまと・・・」の歌意は「変わらないでいようと約束したのに、着ていた夜着が後々、悲しみの種となり、その涙でボロボロになってしまうとは思いもかけなかった」 参考例に「みなれぬる中の衣と頼めしをかば […]
2026-08-22 / 最終更新日時 : 2026-08-26 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(25)-月花五十首を- 25.寄衣戀釈文:「朽ちはてん涙のつまと知らざりき契りし中の夜半のさ衣」 選字は「久遅は亭無な美多農徒まと志佐里支 千き梨し中能夜半の沙衣」 語釈:「涙のつま」涙の種。「つま」は「さ衣」の縁語。 構成:元本では「中」、「 […]
2026-08-21 / 最終更新日時 : 2026-08-25 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(24)-月花五十首を- 24.歌意は「いかなりし風の便りに聞きそめて・・・」の歌意は「もともと始めにどのような噂を聞いてから、これほど強烈にあの人を恋するきっかけになったのだろう。」 現代風にすると「恋愛のなれそめはあの人のうわさ 夢中にさせた […]
2026-08-20 / 最終更新日時 : 2026-08-25 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(23)-月花五十首を- 23.寄風戀釈文:「いかなりし風の便りに聞きそめて身にしむ戀のつまとなりけむ」 選字は「移可奈利し風農た余り爾聞支所免て 身耳志む許日の徒ま度な里希無」 語釈:「風の便り」人のうわさ。「戀のつま」恋のきっかけ。 参考文献 […]
2026-08-19 / 最終更新日時 : 2026-08-18 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(22)-月花五十首を- 22.深まりゆく秋鑑賞:素性法師の「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな」は、あの人がすぐに行くと言ったばかりに、秋の長い夜をじっと待ち続けて、とうとう有明の月が出てきてしまった。待ち人の来ない […]
2026-08-18 / 最終更新日時 : 2026-08-18 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(21)-月花五十首を- 21.暮秋釈文:「長月の有明け方の空の月 心ぼそくぞ傾(かたぶ)きにける」 選字は「那可月の阿里あ希か多能そ羅農徒支 こヽ路ほそ具所閑多ふ支耳遣流」 語釈:「心ぼそくぞ」暮れゆく秋を惜しんでいる。 参考歌として「今来むと […]