2025-03-29 / 最終更新日時 : 2025-03-31 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(6)草書を楽しむ 6.臣と闕「臣」:起筆はしっかりと打ち二画目につなげ、ゆったりと右へ送筆し、上へ突き上げるようにはねて、真ん中に大きく点を打つ。点を打つ方向に留意する。 「闕」:門構は上の文字から受けた起筆はしっかりと止め、右上がりに少 […]
2025-03-28 / 最終更新日時 : 2025-03-31 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(5)草書を楽しむ 5.左右旋回の筆法「劔」の偏は大きく、旁は小さめにかき、旁の中のメは偏と旁の連続線から空間がありふところが深い。 「號」:旁は二回旋回するが、運筆は同じ洗浄を通らぬよう二度目の旋回を最初の旋回の中に入れている。 参考文献 […]
2025-03-27 / 最終更新日時 : 2025-03-27 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(4)草書を楽しむ 4.剣を釈文:「劔号臣闕 珠稱夜光」書き下し文は「剣を臣闕(きょけつ)となづけ、珠を夜光となづく。」 現代語にすると「剣は臣闕と呼ばれたものが名高く、珠は夜光と呼ばれたものが名高い。」 鑑賞:「臣闕」は剣の名で、昔、趙王 […]
2025-03-26 / 最終更新日時 : 2025-03-26 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(3)草書を楽しむ 3.縦画から横画へ「玉」:縦画から横画へ移るときの結び方は草書全般に言えることだが、結び方は縦画の真上を通らず、縦画よりやや右に出るか、または縦画に少し接する程度が望ましい。 また結びが横角に戻るとき、結びが横画にくっつ […]
2025-03-25 / 最終更新日時 : 2025-03-25 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(2)草書を楽しむ 2.縦画の筆法智永の起筆は、多くが筆の角度が四十五度ほどで、露峰である。次に、上の文字の終筆右端からくるものを受け止めた筆が、起筆をなっているものも多い。 「生」:縦画の起筆はゆったりと力まずに、送筆で徐々に筆圧を加えて […]
2025-03-24 / 最終更新日時 : 2025-03-24 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(1)草書を楽しむ 1.黄金は釈文:「金生麗水 玉出崑崗」 書き下し文は「金は麗水より生り、玉は崑崗(こんこう)より出でたり。」 鑑賞:「麗水」川の名。現在の浙江省にあり、砂金を産出するという。「金生麗水」とは、ここの金が他のすべての金より […]
2025-03-23 / 最終更新日時 : 2025-03-23 タオ おとなの楷書と草書 「千字文」智永にみる草書の筆法(8)臨書して 8.結と為「結」糸偏から続いた線は次の角の横画に緩むことなく、つながる。 「為」楷書はやや行意を有してやわらかい。草書は左から右旋回、旋回した筆は下部まで力をゆるめず、筆の腰の弾力を利用して力をぬき巻き込む。 「霜」雨冠 […]
2025-03-22 / 最終更新日時 : 2025-03-22 タオ おとなの楷書と草書 「千字文」智永にみる草書の筆法(7)臨書して 7.左右旋回の「露「露」:雨冠は右に」張り出して、返す筆は力強い。「足偏」は言偏と同じ略法である。「各」は定まった略し方である。 「左右旋回の筆法」:智永の草書の特徴は、文字の結体に丸みを帯びていることだが、左右旋回の運 […]
2025-03-21 / 最終更新日時 : 2025-03-21 タオ おとなの楷書と草書 「千字文」智永にみる草書の筆法(6)臨書して 6.露は結んで釈文:「露結為霜」書き下し文は「露結んで、霜となる」 鑑賞:霜は草木を潤し、露が凝結すると霜となる。その気はあらゆる草木を枯らすことができる。秋の露は、夕暮れに結んで露となり、朝にはかたまって霜となる。 参 […]
2025-03-20 / 最終更新日時 : 2025-03-20 タオ おとなの楷書と草書 「千字文」智永にみる草書の筆法(5)臨書して 5.雲と致「雲」:冠の起筆の方向に留意する。打ち込みをしっかりしてから、送筆からの折れは力強い。打ち込みと折れで均衡を保っている。そして冠は右に比重をかけている。 「右払いの筆法」で一番多いのは、起筆が細く送筆で太く終筆 […]