2025-04-01 / 最終更新日時 : 2025-04-01 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(9)草書を楽しむ 9.光の筆法「光」:特徴として頭部を小さくまとめている。太めの左払いに対して直角に左旋回をもってゆく。それによって下部の空間は三等分された形となり、細長い形である。 左旋回の一種であるが、これはそれほど難しいものではない […]
2025-03-31 / 最終更新日時 : 2025-04-01 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(8)草書を楽しむ 8.左旋回の筆法左旋回の筆法は右旋回に比べて、その数が少ないとはいえ一定の法則がある。ただ右手で執筆していることから、左旋回は書きにくく難しい。 運筆は直線が速く曲線の部分は遅いので、曲がるところが難しい。特に左旋回の曲 […]
2025-03-30 / 最終更新日時 : 2025-04-01 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(7)草書を楽しむ 7.珠と稱「珠」:王偏の起筆は前の字を受ける形で入り、徐々に横画の筆圧を加えて旁につなげている。「朱」の一画目は太いが続く横画と縦画をほっそりとつくり、中で筆圧を入れてひきしめる。 「稱」:禾偏は力強く始まり、縦画は少し […]
2025-03-29 / 最終更新日時 : 2025-03-31 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(6)草書を楽しむ 6.臣と闕「臣」:起筆はしっかりと打ち二画目につなげ、ゆったりと右へ送筆し、上へ突き上げるようにはねて、真ん中に大きく点を打つ。点を打つ方向に留意する。 「闕」:門構は上の文字から受けた起筆はしっかりと止め、右上がりに少 […]
2025-03-28 / 最終更新日時 : 2025-03-31 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(5)草書を楽しむ 5.左右旋回の筆法「劔」の偏は大きく、旁は小さめにかき、旁の中のメは偏と旁の連続線から空間がありふところが深い。 「號」:旁は二回旋回するが、運筆は同じ洗浄を通らぬよう二度目の旋回を最初の旋回の中に入れている。 参考文献 […]
2025-03-27 / 最終更新日時 : 2025-03-27 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(4)草書を楽しむ 4.剣を釈文:「劔号臣闕 珠稱夜光」書き下し文は「剣を臣闕(きょけつ)となづけ、珠を夜光となづく。」 現代語にすると「剣は臣闕と呼ばれたものが名高く、珠は夜光と呼ばれたものが名高い。」 鑑賞:「臣闕」は剣の名で、昔、趙王 […]
2025-03-26 / 最終更新日時 : 2025-03-26 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(3)草書を楽しむ 3.縦画から横画へ「玉」:縦画から横画へ移るときの結び方は草書全般に言えることだが、結び方は縦画の真上を通らず、縦画よりやや右に出るか、または縦画に少し接する程度が望ましい。 また結びが横角に戻るとき、結びが横画にくっつ […]
2025-03-25 / 最終更新日時 : 2025-03-25 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(2)草書を楽しむ 2.縦画の筆法智永の起筆は、多くが筆の角度が四十五度ほどで、露峰である。次に、上の文字の終筆右端からくるものを受け止めた筆が、起筆をなっているものも多い。 「生」:縦画の起筆はゆったりと力まずに、送筆で徐々に筆圧を加えて […]
2025-03-24 / 最終更新日時 : 2025-03-24 タオ おとなの楷書と草書 智永千字文を鑑賞・臨書して(1)草書を楽しむ 1.黄金は釈文:「金生麗水 玉出崑崗」 書き下し文は「金は麗水より生り、玉は崑崗(こんこう)より出でたり。」 鑑賞:「麗水」川の名。現在の浙江省にあり、砂金を産出するという。「金生麗水」とは、ここの金が他のすべての金より […]
2025-03-23 / 最終更新日時 : 2025-03-23 タオ おとなの楷書と草書 「千字文」智永にみる草書の筆法(8)臨書して 8.結と為「結」糸偏から続いた線は次の角の横画に緩むことなく、つながる。 「為」楷書はやや行意を有してやわらかい。草書は左から右旋回、旋回した筆は下部まで力をゆるめず、筆の腰の弾力を利用して力をぬき巻き込む。 「霜」雨冠 […]