2024-11-30 / 最終更新日時 : 2024-11-30 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無亦無得(2)集字般若心経より 2.無所得なるを釈文:「以無所得故」書き下し文は「無所得なるを以ての故に」 鑑賞:この前半で一切の万物は空である。その空なりと悟ったことが般若を体得したことだと思ってとらわれてしまう、と説いた。 後半部分では、体得したと […]
2024-11-29 / 最終更新日時 : 2024-11-29 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無智亦無得(1)集字聖教序より 1.智も無く釈文:「無智亦無得」書き下し文は「智も無く、亦た得も無し。」 鑑賞:一切の万物はすべて「空なる状態」にある。「五蘊」もない。「十二処」もない。「四諦」もない。このように「空」と体得することが般若の智慧であると […]
2024-11-28 / 最終更新日時 : 2024-11-28 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(3)集字聖教序より 3.苦集滅道も釈文:「無苦集滅道」書き下し文は「苦集滅道も無し」 鑑賞:「苦集滅道」とは四諦である。四諦とは、原始仏教の根本の教えで、苦諦・集諦(じったい)・滅諦・道諦のことである。「諦」はまこと、真理、またそれをさとる […]
2024-11-27 / 最終更新日時 : 2024-11-27 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(2)集字聖教序より 3.無老死釈文:「乃至無老死 亦無老死盡」書き下し文は「乃至、老死も無く、また老死の尽くることも無く」 鑑賞:人間にとって老いは避けがたく、若い日を懐かしむことが常である。老いや若さといったものは相対的なもので、それをそ […]
2024-11-26 / 最終更新日時 : 2024-11-26 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(1)集字聖教序より 1.無明も無く釈文:「無無明亦無無明盡」書き下し文は「無明も無く、亦た無明の尽くることも無く」 鑑賞:「無明」とは真理に暗いこと。一切の迷妄・煩悩の根源。三惑の一つ、十二因縁の第1支。本来、無明といった迷い実体はない。よ […]
2024-11-25 / 最終更新日時 : 2024-11-25 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(3)集字聖教序より 3.「乃至」の二字で釈文:「無眼界乃至無意識界」書き下し文は「眼界も無く、乃至意識界も無し」 鑑賞:この中で眼界から、「乃至」の二字で間の十六界を省いて最後に意識界で全体をあらわしている。眼耳鼻舌身意やそれに伴うものがな […]
2024-11-24 / 最終更新日時 : 2024-11-25 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(2)集字聖教序より 2.六根とは釈文:「無眼耳鼻舌身意。無色聲香味触法。」 書き下し文は「眼・耳・鼻・舌・身・意も無く、色・聲・香味・触・法も無く」 六根は六識を生ずる六つの感覚器官で眼・耳・鼻・舌・身・意のことである。六境とは色・聲・香味 […]
2024-11-23 / 最終更新日時 : 2024-11-23 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(1)集字聖教序より 1.是の故に釈文:「是故空中 無色無受想行織」書き下し文は「是の故に空の中には、色も無く、受・想・行・織も無く」 鑑賞:「是故空中」「空」の立場に立てば、もはや五薀もない、絶対否定であると説く。すでに述べたように、「色」 […]
2024-11-22 / 最終更新日時 : 2024-11-23 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-諸法空相(3)集字聖教序より 3.代表して「不」釈文:「不垢不浄 不増不減」書き下し文は「不垢不浄 不増不減なり」 鑑賞:一切のものは、不垢にして不浄であり、不増にして不減である。ここで「不」によって否定を表してる。『心経』はこの「不」によって、すべ […]
2024-11-21 / 最終更新日時 : 2024-11-22 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-諸法空相(2)集字聖教序より 2.不生不滅釈文:「不生不滅」書き下し文は「不生不滅なり」 鑑賞:この世界のあらゆる存在は、皆、空であるのだから、生ずるといっても、新しく生ずるものではない。滅するといっても全てが一切なくなってしまうのでもない。 生き死 […]