2026-08-06 / 最終更新日時 : 2026-08-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(9)-月花五十首を- 9.歌意は歌意:「普通の秋でも寂しいが、木の間から月光がもれている、松を風が吹き払う。それがより寂しさを感じさせる。」 現代風によむと「いつもより寂しさ感じ秋思う もれる月光 松払う風」 鑑賞:松の間からもれる月の光に情 […]
2026-08-05 / 最終更新日時 : 2026-08-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(8)-月花五十首- 8.松の間釈文:「大方の秋もさびしき木の間より月洩る松を風佛(はら)ふらむ」 選字は「大可多の秋毛沙日し支木の間よ里 徒支裳流松を可勢者羅布ら無」 解説:「大方の」は元本では「大かたの」とある。以前にもあったが釈文に「大 […]
2026-08-04 / 最終更新日時 : 2026-08-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(7)-月花五十首を- 7.橋の本釈文:「葛木や高間の山の山風に花こそ渡れくめの岩橋」 選字は「か徒ら木や堂可満農山の屋ま閑せに 花こ處王た連九免農い盤八し」 語釈:「葛木や高間の山」葛木連山の中の山。 「くめの岩橋」一言主神が役行者の命で葛城 […]
2026-08-03 / 最終更新日時 : 2026-08-04 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(6)-月花五十首を- 6.現代風によむと「琵琶湖にて春に霞の波が立ち 風が桜の花びらみたす」 参考歌は「桜さく比良の山風吹くまヽに花になりゆく志賀の浦波」(千載集春下) 鑑賞:「志賀」は枕詞。琵琶湖南西岸一帯の古称。万葉集にも「さざなみの志賀 […]
2026-08-02 / 最終更新日時 : 2026-08-04 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(5)-月花五十首を- 5.にほの海釈文:「にほの海春は霞の波花に吹きなす比良の山風」 選字は「爾ほの海春者可須み農志賀の難三 花耳婦支奈寸比良能や万可世」 語釈:「にほの海」は琵琶湖。「花に吹きなす」風が吹いて波の上を桜の花びらでいっぱいにな […]
2026-08-01 / 最終更新日時 : 2026-08-04 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(4)-月花五十首を- 4.世の花とも釈文:「なべて世の花ともいはじを初瀬の山の櫻のあけぼのヽ色」 選字は「那遍て世の花とも以盤しを初瀬の や万の散久良能あ希ほのヽ色」 語釈:「なべて世の花ともいはじ」世にありふれた花ともいうまい。「初瀬」奈良 […]
2026-07-31 / 最終更新日時 : 2026-07-30 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(3)-月花五十首を- 3.くちなしの「おしなべて・・」和歌の行の後にある「くちなし」解説:「くちなし一文字の候へば」は下に「本ノマヽ」と注する。 梔子色(赤みを帯びた黄色)の一文字風の合点がございますので(家集に入れました)の意か。これは作者 […]
2026-07-30 / 最終更新日時 : 2026-07-30 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(2)-月花五十首を- 2.おしなべて釈文:「おしなべて風こそかをれ春の山 咲く櫻あれば咲かぬ木末(ずゑ)も」 選字は「於し奈邊て風こ處かほ連春のやま 咲久佐具羅あれ盤沙可ぬ木末毛」 歌意は「春風は一体が花の香に包まれているが、春もまだ浅いため […]
2026-07-29 / 最終更新日時 : 2026-07-29 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味わう(1)-月花五十首を- 1.月花五十首とは「月花五十首」は「句題五十首」ともいう。建仁元年九月〜十二月後鳥羽院仙洞(院の御所)で行われた。 花二十題・月二十題・恋十題より成る結題(むすびだい 題詠の際に掲げる題)の五十首。 作者は後鳥羽院、良経 […]
2026-07-28 / 最終更新日時 : 2026-07-27 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む・恋(10)-余情あふれて- 10.漕ぎ離れゆく歌意は「離れゆく月の光が身にしみて情趣がある虫明の浜の松風の音がきこえるよ」 現代風に詠むと「月光が離れてゆくよ しみじみと虫明の浜 松風の音」 歌合の判定は俊成卿女の勝だった。判詞は「月に聞く虫明の松 […]