2025-07-15 / 最終更新日時 : 2025-07-15 タオ 感性豊かな才知 玉の緒の命(3)和泉式部日記から 3.惜しまれる命に釈文:「絶えしころ絶えねと思ひし玉の緒の 君によりまた惜しなるるかな」 選字は「絶えしこ楼多盈ねと思飛事玉の緒農 支美爾よ梨ま多惜しま流ヽか奈」 鑑賞:「玉の緒」命のこと。「絶え」「より」は「(玉の)緒 […]
2025-07-14 / 最終更新日時 : 2025-07-15 タオ 感性豊かな才知 玉の緒の命(2)和泉式部日記から 2.罪ふかく思えて釈文:「いかがある と問はせ給へれば、すこしよろしうなりにて侍り。しばし生きて侍らばや、と思ひたまへるつこそ、つみ深く、さるは」 選字は「い可ヽ阿類と 度者勢多ま遍連八須こしよ路志う奈利 耳傳者へ里し盤 […]
2025-07-13 / 最終更新日時 : 2025-07-13 タオ 感性豊かな才知 玉の緒の命(1)和泉式部日記より 1.病に伏して釈文:「かくて、女、かぜにや、おどろおどろしうはあらねどなやめば、時々問はせ給ふ。よろしくなりてあるほどに」 選字は「か久傳女可勢耳やお登呂ヽヽヽしう盤 あらねと奈や免盤時々とはせ給布よろ し具難里弖あ流本 […]
2025-07-12 / 最終更新日時 : 2025-07-13 タオ 感性豊かな才知 冷たい霜の朝に(5)和泉式部日記から 5.心は別々では釈文:「御返り、君は君われはわれともへだてねば 心々にあらむものかは」 選字は「御返り 君は支美王禮者わ連登毛邊多年八 故ヽ婁こヽ楼耳あ羅ぬも能可盤」 鑑賞:宮が心は別々だと歌に詠んだので、女はそうではな […]
2025-07-11 / 最終更新日時 : 2025-07-11 タオ 感性豊かな才知 冷たい霜の朝に冬の(4)和泉式部日記から 4.出かけることもできずに釈文:「われひとり思ふ思ひはかひもなし おなじ心に君もあらなん」 選字は「我飛とり於も布思比者駕日も那志 お那しこヽ楼君裳阿ら難无」 歌意は「あなたのところへ行くこともできず、私一人があなたのこ […]
2025-07-10 / 最終更新日時 : 2025-07-10 タオ 感性豊かな才知 冷たい霜が降る朝に(3)和泉式部日記から 3.贈答歌を釈文:「などきこえかはす。例の、あはれなることども、書かせ給ひて」 選字は「なと聞え閑者春例のあは連奈る故とヽ毛 かヽせ給飛て」 鑑賞:「きこえかはす」宮は結局のところ来ることができなかったので、歌を贈ること […]
2025-07-09 / 最終更新日時 : 2025-07-09 タオ 感性豊かな才知 冷たい霜が降る朝に(2)和泉式部日記から 2.一晩中お待ちして釈文:「おきながら明かせる霜の朝(あした)こそ まされるものは世になかりけれ」 選字は「起き奈可羅あ可勢流し毛能朝こ所 ま佐連る裳農盤 世に那可り遣れ」 歌意は「お越しを待って、起きたまま夜を明かしま […]
2025-07-08 / 最終更新日時 : 2025-07-09 タオ 感性豊かな才知 冷たい霜が降る朝に(1)和泉式部日記から 1.あくる日の釈文:「またの日の、まだつとめて、霜のいと白きに、ただ今のほどはいかが とあれば」 選字は「又の日のま多徒と免て霜農い登し路支 耳堂ヽ今乃本と八意可ヽ度阿連盤」 鑑賞:「またの日」次の日「ただ今のほどはいか […]
2025-07-07 / 最終更新日時 : 2025-07-07 タオ 感性豊かな才知 心細き夕暮れ冬の空(4)和泉式部日記より 4.すぐにでも釈文:「と思ふこそあはれなれ。ただ今、参り来ばやとあり。」 選字は「登おも婦こ所あは連奈れ多ヽ今まゐ利 来盤やと阿里」 鑑賞:「と思ふこそ」前の歌の下の句を受ける。宮は女の思いを汲んで何とかしたいと思う。し […]
2025-07-06 / 最終更新日時 : 2025-07-07 タオ 感性豊かな才知 心細き夕暮れ冬の空(3)和泉式部日記より 3.誰もが同じように釈文:「夕暮れはたれもさのみぞ思ほゆる まづ言ふ人にまされる」 選字は「夕暮れ者多連裳さ能みそ思保ゆる 満つ言布君楚飛と耳ま佐連る」 歌意は「夕暮れ時となれば、誰でもそうした思いに駆られるものですが、 […]