2026-07-07 / 最終更新日時 : 2026-07-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(16)-余情あふれて- 16.葎の歌を現代風に現代風に詠むと「荒れ果ててしまった家にも秋は来る 月の光が気をもませるよ」 「葎はふ・・・」の本歌は「木の間より洩りくる月の影見れば心づくしの秋は来にけり」『古今集』秋上 読人しらず これは関戸本古 […]
2026-07-06 / 最終更新日時 : 2026-07-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(15)-余情あふれて- 15.秋釈文:「葎はふ宿とはわかず秋は来て 心づくしに月ぞ洩りくる」 選字は「無倶ら者布やとヽ盤わ可須あ支八来て こヽ楼つ具し爾徒き曽裳利久類」 語釈:「葎(むぐら)」荒地や野原に繁る雑草の総称。八重葎など。 参考文献: […]
2026-07-05 / 最終更新日時 : 2026-07-05 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(14)-余情あふれて- 14.本歌は「岩たたく・・」の歌の本歌は「岩たたく谷の水のみ訪れて夏に知られぬ山辺の里」『千載集』夏、「さ夜深き岩井の水の音聞けば掬ばぬ袖も涼しかりけり」『御拾遺集』夏 現代風によむと「水音に早くも秋の訪れを 感じて袖を […]
2026-07-04 / 最終更新日時 : 2026-07-04 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(13)-余情あふれて- 13.岩たたく釈文:「岩たたく谷のした水音わけて 掬ばぬ袖ぞまだき涼しき」 選字は「以盤多ヽ倶堂耳の志多水越とわ遣 亭む須者ぬ楚傳曽また支涼し記」 語釈:「掬ばぬ袖」てのひらで水をすくわなかった袖。「まだき」早くも。秋の […]
2026-07-03 / 最終更新日時 : 2026-07-03 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(12)-余情あふれて- 12.秋風近し現代風によむと「沢の水 秋が近づき蛍火の かげも乱れて遠く輝く」 前の歌の本歌は「ゆく螢雲の上までいぬべくは秋風吹くと雁につげこせ」『後撰秋上・伊勢物語』 鑑賞:歌合の判詞では「思風佳麗水螢輝く」良経判、勝 […]
2026-07-02 / 最終更新日時 : 2026-07-03 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(11)-余情あふれて- 11.澤水に釈文:「澤水に秋風近しゆく螢まよふ光もかげ亂(みだ)れつヽ」 選字は「沙者みつ爾秋風遅可し遊久本多留 ま餘布飛可梨もか介美多連徒ヽ」 語釈:「まよふ光」異なる文に「まがふ光」とあり、この場合は秋の月の光と見ま […]
2026-07-01 / 最終更新日時 : 2026-07-01 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(10)-余情あふれて- 10.「あけやらぬ」の選字と本歌選字は「阿希やらぬ多耳農と春久留春風二 万徒さ曽盤流ヽ有久比春のこ衛」 「あけやらぬ・・・」の典拠となった本歌は「谷の戸を閉ぢやはてつる鶯の 待つ身に音せで春も過ぎぬる」『拾遺集』雑春・『 […]
2026-06-30 / 最終更新日時 : 2026-06-30 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(9)-余情あふれて- 9.千五百番歌合とは建仁元年〜二年の間に成立した。歌人三十名、総計千五百番の空前絶後の歌合である。俊成卿女は右方の作者である。 判者は忠良、俊成、良経、後鳥羽院、定家、季経、師光、顕昭、慈円の十名。 釈文:「あけやらぬ谷 […]
2026-06-29 / 最終更新日時 : 2026-06-29 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(8)-余情あふれて- 8.花の枝に「花の枝に・・・」の歌の参考歌として『山家集』上から次の歌があげられる。 「身にしみて哀れ知らする風よりも 月にぞ秋の色はありける」 いずれの歌も秋の情趣を月に見出している。一方は風との比較から、もう一方は梅 […]
2026-06-28 / 最終更新日時 : 2026-06-28 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(7)-余情あふれて- 7.八月十五夜釈文:「去年八月十五夜 花の枝に露の宿かす宮木野の 月にぞ秋の色は見えける」 選字は「去年八月十五夜 者那農枝耳つ遊のやと可須宮木野乃 月爾楚秋農意楼者三盈け類」 鑑賞:「去年八月十五夜」貞永元年(1232 […]