2026-08-15 / 最終更新日時 : 2026-08-15 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(18)-月花五十首を- 18.月前草露釈文:「風寒み下葉枯れゆく秋の夜の露にぞこほる浅茅生の月の月」 選字は「風寒三し多葉可れゆ久秋の夜能 徒ゆ爾楚こ本る阿さ遅布の月」 語釈は「露にぞこほる浅茅生の月」露に凍るように冷たい光を映す、浅茅生(ちが […]
2026-08-14 / 最終更新日時 : 2026-08-15 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(17)-月花五十首を- 17.六点満点のわけ鑑賞:「旅拍」の題詠で俊成卿女が詠んだ歌は撰者により六点満点を得た。詞書にも「六の點候へば」とあり、六点合点されたので家集に入れました、と解される。 当時全員がこの歌を絶賛したわけは、伊勢の本歌をもと […]
2026-08-13 / 最終更新日時 : 2026-08-15 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(16)-月花五十首を- 16.旅泊釈文:「袖の上に濡るヽがほなる光かな月こそ旅の心知りけれ」 選字は「袖のう遍耳ぬ流可本那る光可奈 つき許處旅農こヽ楼し利遣れ」 語釈:「濡るヽがほなる」涙で濡れた様子。「旅の心」旅愁。旅先でいだく寂しさ。 この […]
2026-08-12 / 最終更新日時 : 2026-08-11 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(15)-月花五十首を- 15.仙洞五十首との違い「涙とふ床の月だにさびしきに深き秋なる風の音かな」 歌意は「涙のわけを聞くように寝床に差し込む月の光だけでも寂しい。さらに深まりゆく秋のもの寂しい風の音が聞こえてくる。」 仙洞五十首の「涙とふ床の […]
2026-08-11 / 最終更新日時 : 2026-08-11 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(14)-月花五十首を- 14.月前秋風釈文:「涙とふ床の月だに さびしきに深き秋なる風の音かな」 選字は「那三多と布床の月多耳佐日志支二 不閑支秋奈流可勢能於と可奈」 語釈:「涙とふ床の月」はなぜ泣くのかと尋ねるように床の上にさしこんでくる月。 […]
2026-08-10 / 最終更新日時 : 2026-08-10 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(13)-月花五十首を- 13.現代風に現代風によむと「草枕結んで待つは恋する私 涙にくれて月は澄みゆく」 参考歌は「結び置く伏見の里の草枕 解けてやみぬる恋にもあるかな」(千載集・恋) 鑑賞:参考歌は作者の心情に焦点が置かれている。一方、俊成卿 […]
2026-08-09 / 最終更新日時 : 2026-08-09 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(12)-月花五十首を- 12.野路釈文:「結びおく人はかり寝の草の原 枕の露に月ぞすみける」 選字は「結日お具人盤か利年の草能原ま久羅 濃露耳月楚春み希類」 語釈:「結びおく」草枕を結んでおく。「人はかり寝の」『仙洞五十首』では「里はかりねの」 […]
2026-08-08 / 最終更新日時 : 2026-08-08 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(11)-月花五十首を- 11.現代風によむと現代風によむと「奥山の秋風のない山家でも 月を見るとき涙が落ちる」 歌意は「山の奥で寂しい秋風が吹いて来ないような山の家で目が覚めても、月を見て悲しくなり床の上に涙がこぼれることだ。」 鑑賞:「を」は […]
2026-08-07 / 最終更新日時 : 2026-08-08 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(10)-月花五十首を- 10.山家にて釈文:「山深み秋風吹かぬ寝覺だに月には見つる床の涙を」 選字は「山布可美秋可世吹可ぬ寝覺多耳 つき爾波見徒る登こ能奈み多遠」 注釈:「月には見つる」仙洞五十首には「月には落つる」とあるが、こちらがよいか。 […]
2026-08-06 / 最終更新日時 : 2026-08-07 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて味あう(9)-月花五十首を- 9.歌意は歌意:「普通の秋でも寂しいが、木の間から月光がもれている、松を風が吹き払う。それがより寂しさを感じさせる。」 現代風によむと「いつもより寂しさ感じ秋思う もれる月光 松払う風」 鑑賞:松の間からもれる月の光に情 […]