2026-04-22 / 最終更新日時 : 2026-04-22 タオ 三昧の妙境 懐素『自抒帖』を書いて(8)-小楷と草書- 8.前人の奇迹を釈文:「然恨未能遠観前人之奇迹」 鑑賞:「然恨未能遠観」の行では、「然」を小さく始め、大きさは控えめながら連綿線はしっかりと「恨」につないでいる。 次の「未」の終筆は右へ広めに点を打ったあとに、その勢いを […]
2026-04-21 / 最終更新日時 : 2026-04-21 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(7)-小楷と草書- 7.経禅の釈文:「経禪之暇。頗好筆翰。」 鑑賞:「禪」示す篇と旁の空間を広くあけ、懐が大きい字となっている。「暇」は対照的に細く簡素である。「頗好」の連綿は弛みがない。生き生きとした線で「好」につなげ、逆筆で筆をおこして […]
2026-04-20 / 最終更新日時 : 2026-04-20 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(6)-小楷と草書- 6.懐素長沙に釈文:「懐素家長沙。幼而事佛。」 鑑賞:懐素は張旭とともに「張顛素狂」といわれ、狂草をもって知られる。狂草とは、草書をもっともくずして、自由奔放な書きぶりをさす。酒の酔いにまかせて筆をとれば、縦横無尽に書き […]
2026-04-19 / 最終更新日時 : 2026-04-19 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(5)-小楷と草書- 5.名公に謁見す釈文:「謁見當代名公。錯綜其事。遺編絶簡。往々遇之」 書き下し文は「当代の名公に謁見す。其事を錯綜し、遺編絶簡、 往々之に遇う。」 意味は「当世の著名な先生にお目にかかった。そのことを全て交えて参考とした […]
2026-04-18 / 最終更新日時 : 2026-04-18 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(4)-小楷と草書 4.所見釈文:「所見甚淺。遂擔笈杖錫 西遊上國 」 書き下し文は「見る所 甚だ浅く、遂に笈を担い錫を杖づき、西のかた上國に遊ぶ。」 意味は「その見る所が大いに浅いから、ついに書笈を担い錫を杖ついて、西の国に遊学した。」 […]
2026-04-17 / 最終更新日時 : 2026-04-17 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(3)-小楷と草書- 3.未だ遠く釈文:「然恨未能遠観前人之奇迹」 書き下し文は「然れども未だ遠く前人の奇迹を観る能わず」 意味は「残念なことは、まだ能く古人の書いた珍しい筆跡を見ないことである。」 鑑賞:蘇軾『懐素自叙』では「観」を「覧」と […]
2026-04-16 / 最終更新日時 : 2026-04-16 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(2)-小楷と草書- 2.経禅の暇釈文:「経禅之暇。頗好筆翰。」書き下し文は「経禅の暇、頗る筆翰を好む。」 これまでの大意は「懐素、長沙に住み少年の頃より仏道に帰依し、経典を読んだり参禅する合間に頗る書道に励むことを好んだ。」 参考文献:墨場 […]
2026-04-15 / 最終更新日時 : 2026-04-16 タオ 三昧の妙境 懐素『自叙帖』を書いて(1)-小楷と草書- 1.蘇軾の小楷 卒意の草書として知られる懐素の自叙帖を、蘇軾が小楷で書いている。自由奔放とも言える懐素の草書に対して、確かな筆致で蘇軾が書いた小楷を共に見ることでその魅力を明らかにしていきたい。 釈文:「懐素家長沙。幼而 […]
2026-04-14 / 最終更新日時 : 2026-04-14 タオ 感性豊かな才知 和泉式部日記を書く(七十九)-あふみぢは-(1) 1.返し釈文:「あふみぢは 忘れにけりと みしものを 関路うちこえ とふ人やたれ」 選字は「返し あ婦三遅者王須連爾希里度美しも能を 関路うち故盈登ふ人や多れ」 歌意は「名称は『逢ふ路』でもこの近江の道はもうお忘れになっ […]
2026-04-13 / 最終更新日時 : 2026-04-14 タオ 感性豊かな才知 和泉式部日記を書く(七十八)-石山にこもり-(2) 2.関こえて釈文:「関こえて 今日ぞとふとや 人は知る おもひたえせぬ こころづかひを」 選字は「関こ盈天希ふ曽登不とや人者し流 お裳比多え勢ぬ許こ露つ可飛越」 鑑賞:「関」山城と近江の国境の逢坂の関。男女の逢瀬をかける […]