2026-06-27 / 最終更新日時 : 2026-06-27 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(6)-余情あふれて- 6.庵の夕煙現代風によむと「夕方に柴たく煙立ちのぼり 山風強くかすかに見える」 歌意は「夕方、山里の笹の庵からは芝をおりたく煙がかすかに立ち上ってゆくが、吹きつける山嵐のために、さらにかすんで心細いなあ。」 参考文献:平 […]
2026-06-26 / 最終更新日時 : 2026-06-27 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女歌集を書いて詠む(5)-余情あふれて- 5.山家夕嵐釈文:「真柴たく ささの庵の夕煙いとどかすかに吹く嵐かな」 選字は「真柴た具佐ヽ能い本りの夕煙 伊とヽ閑数可耳吹久あ羅し可那」 語釈:「山家夕嵐」は建仁元年十二月二日影供歌合に同題がある。「ささの庵」は笹葺き […]
2026-06-25 / 最終更新日時 : 2026-06-25 タオ 幽玄にして耽美 注目される私家集は(2)-平安鎌倉時代から- 2.女流歌人としては鎌倉時代になると俊成の長秋詠藻、定家の拾遺愚草、特に西行の山家集と実朝の金槐集は重んじられている。 女流歌人として、式子内親王集は早くから、俊成卿女集、建礼門院右京大夫集は次第に重要視されてきた。 こ […]
2026-06-24 / 最終更新日時 : 2026-06-25 タオ 幽玄にして耽美 注目される私家集は(1)-平安鎌倉時代から- 1.私家集とは古くは万葉時代から私家集が存在する。私家集は個人の歌集である点が勅撰集や私撰集とは異なる。柿本人麿呂集、高橋虫麻呂集などは私家集であり、その中から万葉集に載せられた。 平安時代に入り三十六人集は藤原公任の三 […]
2026-06-23 / 最終更新日時 : 2026-06-23 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(4)-余情あふれて- 4.枯野の霜に現代風によむと「秋草の露にうつろう月光より 冬枯れの霜に映える夜の月」 歌意は「色にあふれた秋の千草に散り乱れた露にうつろう月光よりも 冬枯れの野の霜にさえわたっている冬の夜の月はたいそうあわれ深い。」
2026-06-22 / 最終更新日時 : 2026-06-22 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(3)-余情あふれて- 3.秋の色に釈文:ひとヽせの北野の歌に故大納言によませし、冬月「秋の色に亂れし露のかげよりも 枯野の霜に澄める夜の月」 和歌の選字は「秋の色耳美多れ志つ遊農可けよ利 裳か連能ヽし毛爾澄める夜の月」 語釈:「ひとヽせの北野 […]
2026-06-21 / 最終更新日時 : 2026-06-21 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(2)-余情あふれて- 2.隅田川大意:はるばると隅田川にやってきて業平の昔のことを尋ねると、懐かしさで涙で袖もしっとりと濡れることだ。 鑑賞:本歌は在原業平の「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」(古今集・伊勢物語)である […]
2026-06-20 / 最終更新日時 : 2026-06-21 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(1)-余情あふれて- 1.三十四歳になって釈文:三十四になりし十五夜の御歌の中に、故殿へながめごとおはしますと聞えしに 「いにしへの秋の空まで角田河(すみだがは) 月に言問ふ袖の露かな」 歌の選字は「移爾し邊農秋の空ま傳角田河つ支 耳故とヽ布 […]
2026-06-19 / 最終更新日時 : 2026-06-19 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女の和歌(9)-新古今和歌集より- 9.晴れの歌を詠む時は鴨長明『無名抄』によれば、「俊成卿女が晴れの歌を詠む時は、まずたくさんの歌を繰り返し気のすむまで熟読し、次にそれを全部片付けて、燈火を暗くし、人を遠ざけて静かに心を統一して詠作したという。」 こうし […]
2026-06-18 / 最終更新日時 : 2026-06-18 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女の和歌(8)-新古今和歌集より- 8.下もえの少将とは「下燃えに思ひ消えなん・・・」の和歌を詠んだことから、俊成卿女に与えられた名だった。 鑑賞:藤原定家『明月記』、元久二年三月二日の条によると、同月二十六日は『新古今集』成立祝賀の宴をひかえていた。 後 […]