2025-06-17 / 最終更新日時 : 2025-06-17 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(10)和泉式部日記より 10.私の心をお見せして釈文:「なほいと苦しうこそ。いかにもありて御覧ぜさせまほしうこそときこえさせたれば」 選字は「奈ほ意と苦しう こ所い可耳毛阿利弖御覧せ佐世まほ し有許そ登支こ盈沙多れ盤」 鑑賞:「いかにもありて御 […]
2025-06-16 / 最終更新日時 : 2025-06-16 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(9)和泉式部日記より 9.宮の真意は釈文:「かくわぶる気色を御覧じてたはぶれをせさせ給ふなめり、とは見れど、なほ苦しうて」 選字は「か久王布流気色を御覧じて多盤婦連乎せ散勢多万ふ那め里とは美れと 奈保苦しう傳」 鑑賞:「かくわぶる気色を御覧じ […]
2025-06-15 / 最終更新日時 : 2025-06-15 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(8)和泉式部日記より 8.あなたのおそれは釈文:「ときこえたれば、『君はさは名の立つことを思ひけり 人からかかる心とぞ見る』これにぞ、腹さへ立ちぬるとぞある。」 選字は「と支こ盈多れ盤 きみ者佐盤名の多徒こ登越思ひ遣里 飛と閑らかヽ流心と曽見 […]
2025-06-14 / 最終更新日時 : 2025-06-14 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(7)和泉式部日記より 7.今の間に釈文:「まことに、かくもおぼされば、『今の間に君来まさなん恋しくて 名もあるものをわれ行かんやは』」 選字は「満こと耳閑久も於本され者 伊ま能万耳君来満さ奈无恋しと傳 名裳あ類もの越わ連行可無や盤」 歌意は「 […]
2025-06-13 / 最終更新日時 : 2025-06-13 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(6)和泉式部日記より 6.人の言ふことを釈文:「人の言ふことありしを、よも、とは思ひながら、思はましかば、とばかりきこえしぞとあるに、胸すこしあきて、御気色もゆかしく、聞かまほしくて」 選字は「人農言婦こと阿利し越よ裳とは思ひ 那可ら於も者ま […]
2025-06-12 / 最終更新日時 : 2025-06-12 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(5)和泉式部日記より 5.やっぱり噂通りかと釈文:「などか御返りも侍らぬ。さればよ、とこそおぼゆれ。いととくも変る御心かな。」 選字は「那と可御返り毛侍らぬ 佐連八よと許そお保ゆ連いとヽ具も変る御心可奈」 鑑賞:「さればよ、とこそ」やっぱり噂 […]
2025-06-11 / 最終更新日時 : 2025-06-11 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(4)和泉式部日記より 4.気おくれして釈文:「また、いかなることきこしめしたるにか、と思ふに、恥かしうて、御返りもきこえさせねば、ありつることを恥かしと思ひつるなめり、とおぼして」 選字は「ま多い可那ること記こ 事免し多流耳可登思ふ二恥かし […]
2025-06-10 / 最終更新日時 : 2025-06-10 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(3)和泉式部日記より 3.自分の決心さへ釈文:「思ひ立つことさへほの聞きつる人もあべかめりつるを、をのこなる目をも見るべかめるかな、と思ふに悲しく、御返り聞こえん物ともおぼえず。」 選字は「思ひ立徒こと佐遍本の支ヽ都る人毛あへ可め りつる越ヽ […]
2025-06-09 / 最終更新日時 : 2025-06-09 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(2)和泉式部日記より 2.めずらしい風評釈文:「めづらかなる空言どもいと多く出でくれど、さはれ、なからんことはいかがせん、とおぼえてすぐしつるを、これは、まめやかにのたませたれば」 選字は「免徒らか奈類空言と裳いと 多く出て供連とさ盤れ那可ら […]
2025-06-08 / 最終更新日時 : 2025-06-08 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(1)和泉式部日記より 1.宮からの御文釈文:「宮より、御文あり。見れば、さりとも、と頼みけるが、おこなるなど、多くのことどものたまはせて、いざ知らずとばかりあるに、胸うちつぶれて、あさましうおぼゆ。」 選字は「宮より御文あ里見れ者佐利ともと頼 […]