2023-06-08 / 最終更新日時 : 2023-06-08 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(7)和漢朗詠集から 7.蓮葉は泥田にあって 釈文:「はちす葉のにごりそまぬこヽろもて などかは露を珠とあざむく」 選字は「者ちす者のにこり所万ぬこヽろも てなと可はつゆをたまとあさむ久」 鑑賞:平易な仮名を多く用いて、ゆったりと […]
2023-06-07 / 最終更新日時 : 2023-06-07 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(6)和漢朗詠集から 6.蓮花はお経では 釈文:「経為題目仏為眼、知汝花中植善根」 書き下し文は「経には題目たり仏には眼(まなこ)たり 知んぬは汝は花の中に善根を植ゑたりといふことを 為 […]
2023-06-06 / 最終更新日時 : 2023-06-06 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(5)和漢朗詠集から 5.千葉の蓮華を 釈文:「縁何更覓呉山曲、 便是吾君座下花」 千葉蓮 書き下し文は「何に縁ってか更に呉山の曲に覓(もと)めむ 便ちこれ吾が君の座下の花なり」 現代語にすると「どうして今さら千葉(せんよう […]
2023-06-05 / 最終更新日時 : 2023-06-05 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(4)和漢朗詠集から 4.池のほとりの 釈文:「岸竹條低応鳥宿、潭荷葉動是魚遊」在昌 書き下し文は「岸竹條低れり鳥の宿(い)ぬるなるべし 潭荷葉動くこれ魚の遊ぶならむ」 現代語にすると「池のほとりの竹の枝がしなっている、きっと鳥が […]
2023-06-04 / 最終更新日時 : 2023-06-04 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(3)和漢朗詠集から 3.池の水煙の中から 蓮の花は夏の季語ですが、葉は秋を呼び起こすのか。三首目の釈文:「煙開翠扇清風暁、水泛紅衣白露秋。」許渾 書き下し文は「煙翠扇を開く清風の暁 水紅衣を泛ぶ白露の秋」 現代語にすると「初秋の […]
2023-06-03 / 最終更新日時 : 2023-06-03 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(2)和漢朗詠集から 2.蓮の葉が伸びて 二首目「葉展影翻当砌月、花開香散入簾風」白 書き下し文は「葉展(の)びては影翻る砌(みぎり)に当れる月 花開けては香散ず入る風」 現代語にすると「春の葉が伸びて、階段の下の石畳を照らす月の […]
2023-06-02 / 最終更新日時 : 2023-06-03 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(1)和漢朗詠集から 1.風に吹かれてゆれる 釈文:「風荷老葉蕭条緑水蓼残花寂寞紅」 書き下し文は「風荷の老葉は蕭条として緑なり。 水蓼の残花は寂寞として紅なり。」 現代語にすると「風に吹かれてゆれるはちすの古くなった葉には、もの […]
2022-08-29 / 最終更新日時 : 2022-08-29 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(5)五言律詩を書く 5.清らな風が 「澹泊眞吾事 清風別自茲」 書き下し文が、「澹泊 真に吾が事 清風 別に自ずから茲し」 現代語にすると、「さっぱりとして欲が無い、まさに自分の事 清い風が、特別に自然に吹いて […]
2022-08-28 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(4)五言律詩を書く 4.雲が谷を覆い 「回雲覆陰谷 返景照霜梨」 書き下し文は、「回雲 陰谷を覆い 返景 霜梨を照らす」 鑑賞:ここでは「陰」が太く大きく書かれ見応えがあります。下にある「谷」と熟語を 形成しますが、「谷」 […]
2022-08-27 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(3)五言律詩を書く 3.夕暮れ時の 「倚杖寒山暮 鳴梭秋葉時」 書き下し文は、「杖に倚る 寒山の暮 梭(ひ)に鳴る 寒山の暮」 鑑賞:二行目では「倚」を大きく展開して見せ場をしています。「寒」を 小さく書き「山」はしっかり […]