2020-07-27 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(4) 4.継色紙より 継色紙の和歌を参考にして道元禅師の和歌を書きました。「あしひきの山した水のこがくれて たぎつつこころをせきぞかねつる」 「あし悲きの 山し多水能 こ可倶 連帝 多支つこゝろ […]
2020-07-26 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(3) 3.慧能、偈を詠む大衆が神秀の偈を読誦するのを聞いて、慧能が、「菩提本樹無し 明鏡亦た台に非ず 本来無一物 何れの処にか塵埃を惹かん」 という偈を作り掲げた。これを見た五祖は、慧能に衣鉢を付授し、『汝を第六代の祖と為す。 […]
2020-07-25 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(2) 2.六祖慧能とは「応無所住而生其心」を詠ずと題し、道元禅師が和歌を詠んでいます。まず、その背景を探っていきましょう。 ときは、中国禅宗の五祖弘忍(601〜674)が黄梅県の東馮母山(湖北省黄梅県双峰山の東山寺)にて禅風を […]
2020-07-24 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(1) 道元の和歌『水鳥の・・・』 釈文:「水鳥の行くも帰るも跡たえて されども路はわすれざりけり」 選字: みつ度りの 行く无 閑へる裳あ と多盈 弖 され登 […]
2020-07-23 / 最終更新日時 : 2020-07-20 タオ 禅と書のつながり スピードが大事、道元歌(5) 5.散らし書きは、流れるように 「あしひきの山した水のこがくれて たぎつつこゝろをせきぞかねつる」 「あし悲きの 山し多水能 こ可倶 連帝 多支つこゝろ 乎勢き ぞ可年 都累」 一行目の始 […]
2020-07-22 / 最終更新日時 : 2020-07-20 タオ 禅と書のつながり スピードが大事、道元歌(4) 4. 再び道元の和歌を見る もう一度、道元の歌を見てみると、「無常迅速」がひしひしと伝わってきます。この言葉は、坐禅の最後に僧侶が終わりを告げる前に必ず読誦されます。 人は、生きている時にはその実感がわかず、死が迫ろうと […]
2020-07-21 / 最終更新日時 : 2020-07-20 タオ 禅と書のつながり スピードが大事、道元歌(3) 3.仏道を学ぶには正法眼蔵随聞記 二・一九にある学人が問います。 「私は仏道を学ぶことを心がけて年月が経ちますが、未だに悟りを得ることができません。仏道を学ぶには聡明であるとか知恵があるとか、性質とか天分は関わりがないと […]
2020-07-20 / 最終更新日時 : 2020-07-20 タオ 禅と書のつながり スピードが大事、道元歌(2) 2,歳月は飛ぶようにすぎる 「隙ゆく駒」とは、物の隙間から見るときに過ぎてゆく馬が一瞬で消えてしまうように、歳月もあっという間に過ぎてしまうことを意味します。 和歌ではこの例えが好まれて、『千載集』にもみられます。 「い […]
2020-07-19 / 最終更新日時 : 2020-07-19 タオ 禅と書のつながり スピードが大事、道元歌(1) 1.隙ゆく駒 人の一生は、ひとときの猶予もありませんよ。 「とどまらぬ 隙ゆく駒の ゆくす ゑに 法の道う る人 ぞすく なき」*① 道元禅師が詠んでいます。 選字は、「度 […]
2020-07-18 / 最終更新日時 : 2020-07-18 タオ 禅と書のつながり 「六つのみちを」道元は(5) 5.継色紙を参考にして 「む免の可能 布利於く ゆ支にうつり 勢盤 堂連可盤 ゞなを わき弖 をらまし」 ゆったりと書かれているのですが、空間の余白へ働きかける妙味がありま […]