2024-12-10 / 最終更新日時 : 2024-12-10 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-最後の真言・掲諦(ぎゃてい)集字聖教序より 1.開かれる秘密の言葉釈文:「故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰 掲諦掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提娑婆訶」 書き下し文は「故に般若波羅蜜多の呪を説く 即ち呪を説いて曰く 掲諦(ぎゃてい)、掲諦、波羅掲諦、波羅僧掲諦、菩提娑 […]
2024-12-09 / 最終更新日時 : 2024-12-08 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-真実不虚(4)集字聖教序より 4.求めても求めても求めても得られない悲しみは計り知れない。対象は金銭、財産、地位、権力、名誉と姿を変えながら、それらを追い求める欲望には際限がない。 しかし、すべてはこの手の中にある。ただ満たされた自らの様子に気づかな […]
2024-12-08 / 最終更新日時 : 2024-12-08 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-真実不虚(3)集字聖教序より 3.苦しみを除く釈文:「能除一切苦。真実不虚。」書き下し文は「能く一切の苦を除き、真実にして虚ならず。」 鑑賞:「能除一切苦」は一切の苦しみを除く。「真実不虚」真実の世界を示している。 仏教教理を特徴づける三つの根本的教 […]
2024-12-07 / 最終更新日時 : 2024-12-07 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-真実不虚(2)集字般若心経より 2.四つの呪釈文:「是大明呪。 是無上呪。 是無等等呪。」書き下し文は「是れ大明呪なり。是れ無上呪なり。是れ無等等呪なり。」 鑑賞:先に述べた大神呪とあわせて、上記の大明呪、無上呪、無等等呪の四つの呪の名をあげたものであ […]
2024-12-06 / 最終更新日時 : 2024-12-06 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-真実不虚(1)集字聖教序より 1.是大神呪釈文:「故知般若波羅蜜多。是大神呪。」書き下し文は「故に知るべし、般若波羅蜜多は、是れ大神呪なり。」 鑑賞:「呪」は一般的に「のろい」というように読まれるが、仏教の専門語として用いられる場合は、大変に深遠な尊 […]
2024-12-05 / 最終更新日時 : 2024-12-06 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-三世諸仏(2)集字聖教序より 2.阿耨多羅(あのくたら)釈文:「得阿耨多羅三藐三菩提」書き下し文は「阿耨多羅三藐三菩提を得たまへり。」 鑑賞:「阿耨多羅三藐三菩提」は梵語の「アヌッタラ、サミャク、サンボーディン」音写。阿は無、耨多羅は上、三藐は正、三 […]
2024-12-04 / 最終更新日時 : 2024-12-04 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-三世諸仏(1)集字聖教序より 1.時を超えた仏方釈文:「三世諸仏 依般若波羅蜜多故」書き下し文は「三世の諸仏も、般若波羅蜜多に依りたまひしが故に」 鑑賞:「三世諸仏」過去・現在・未来の時を超えておられる仏方である。人は時の中に消滅を繰り返すが、諸仏は […]
2024-12-03 / 最終更新日時 : 2024-12-04 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(3)集字聖教序より 3.涅槃を釈文:「究竟涅槃(くぎょうねはん)」書き下し文は「涅槃を究竟す」 鑑賞:「涅槃」は梵語ニルヴァーナの音を写した語。「寂静」と訳す。意味は吹き消すこと、消滅である。煩悩を断じて絶対的な静寂に達した状態。仏教におい […]
2024-12-02 / 最終更新日時 : 2024-12-03 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(2)集字聖教序より 2.わだかまりがないから釈文:「無罣礙故。無有恐怖。遠離一才。顚倒夢想。」書き下し文は「罣礙無きが故に、恐怖有ること無く、一切の顚倒夢想を遠離して」 鑑賞:あらゆるさまたげ、わだかまりがないから、恐怖もない。『法句経』に […]
2024-12-01 / 最終更新日時 : 2024-12-01 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(1)集字聖教序より 1.菩薩は釈文:「菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罣礙。」 書き下し文は「菩提薩埵は、般若波羅蜜多に依るが故に、心に罣礙なし。」 鑑賞:「菩提薩埵」は菩薩のこと。さとりを求めて修行する人を指したが、後に大乗仏教で自利・利 […]