2024-01-21 / 最終更新日時 : 2024-01-21 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(3)和泉式部日記より 3.決して人に言うな 釈文:「と書かせ給ひて、たまふとて、『かかること、ゆめ人に言ふな。すきがましきやうなり』とて、入らせ給ひぬ。」 選字は「と書可勢多万非て堂ま布と傳可ヽる こと遊免日と耳言婦奈春きかまし支 やう那里度 […]
2024-01-20 / 最終更新日時 : 2024-01-20 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(2)和泉式部日記より 2.兄弟鳥のように 釈文:「同じ枝に鳴きつつをりし ほととぎす 声は変らぬものと知らずや」 選字は「お那し枝二奈幾徒ヽを里志ほとヽ支寸 聲者可盤羅ぬもの登しら須や」 歌意は「兄と私は同じ花橘の枝で鳴いていた時鳥のような者 […]
2024-01-19 / 最終更新日時 : 2024-01-19 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(1)和泉式部日記より 1.返事を待っていると 釈文:「まだ端におはしましけるに、この童、かくれの方に気色ばみけるけはひを御覧じつけて、『いかに』と問はせ給ふに、御文をさし出でたれば、御覧じて」 選字は「また者し爾於盤志まし介流二この童 か久連 […]
2024-01-18 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(5)和泉式部日記から 5.宮が不誠実な方とは 釈文:「なにかは、あだあだしくもまだきこえ給わぬを、はかなきことをも、と思ひて」 選字は「奈耳可盤 あ多ヽヽし供毛万堂き故え多まはぬを 波可那支こ登越もと思比て」 鑑賞:「なにかは」は「はかなきこ […]
2024-01-17 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(4)和泉式部日記から 4.むかしの人の 釈文:「『むかしの人の』と言はれて、『さらば参りなん。いかがきこえさすべき』と言へば、ことばにてきこえさせんもかたはらいたくて」 選字は「む可しの人農とい は連て沙ら者参り難无い可ヽ支許え散寸 遍支度言 […]
2024-01-16 / 最終更新日時 : 2024-01-16 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(3)和泉式部日記から 3.これをもって行き 釈文:「『これもて参りて、いかが見給ふ、とてたてまつらせよ』とのたまはせつる」とて、たちばなの花をとり出でたれば」 選字は「これ も傳参る利弖い可ヽ見給布とて多亭ま徒ら 勢よと能多万はせつる登天堂地 […]
2024-01-15 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(2)和泉式部日記から 2.そのように言われては 釈文:など言へば、「しかおはしませど、いとけ近くおはしまして、『つねに参るや』と問はせおはしまして、『参り侍り』ともうしさぶらひつれば」 選字は「(しかおはしませど)以とけ遅可供お盤し万志弖 つ […]
2024-01-14 / 最終更新日時 : 2024-01-14 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(1)和泉式部日記から 1.それはよいことと 釈文:「いとよきことにこそあなれ。その宮はいとあてにけけしうおはしますなるは。むかしのやうにはえしもあらじ」 選字は「以登よ記こと耳故處あ奈れ曽農 宮者意度あ弖爾希ヽ志う於者しま 春難る八。む可しの […]
2024-01-13 / 最終更新日時 : 2024-01-13 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せなかった小舎人は(4)和泉式部日記を書いて 4.敦道親王に 釈文:「『御かはりにも見たてまつらんとてなん、帥宮に参りてさぶらふ』とかたる。」 選字は「御閑者り爾裳見 多傳まつら無と亭難无師宮爾満井利て さ布ら婦と可堂流」 鑑賞:「帥宮」は敦道親王。為尊親王の実弟。 […]
2024-01-12 / 最終更新日時 : 2024-01-13 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せずにいた小舎人は(3)和泉式部日記を書いて 3.為すこともなく 釈文:「日ごろは山寺にまかりありきてなん、いと頼りなくつれづれに思ひたまうらるれば」 選字は「ひこ路者山寺にま可梨あ り幾て奈无意登頼利奈久つれヽヽ二 於母ひ多まう羅る連八」 鑑賞:「つれづれ」為すこ […]