体にも心にも無理のない書き方(1)

1.長時間は禁物

書道をなさる方の中には、一度筆を手にすると長時間にわたり
書き続ける方がおられるかもしれません。とりわけ臨書などは、
集中力を必要なので長くなりがちです。

ただ、気をつけていただきたいのは、書道といえども体を使う
ことにおいて他の活動と異なるものではないということです。

いくら好きなことでも同じ事を繰り返し続ければ、体を痛めま
す。気持ちの上でも平静を保ち、一心に書くことは相当の注意力
を要します。

まず、時間をある程度決めて書道をやりすぎないことが大切です。
試みに2時間書いている方は、1時間でとどめてみましょう。何か
変化があるかご自分で感じてみてください。