2021-08-27 / 最終更新日時 : 2021-08-26 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(2)小楷を臨書する 2.今は危急存亡の時 「先帝創業未半 而中道崩殂 今天下三分益州疲弊 此誠危急存亡之秋也 然侍衛之臣 不懈於内(忠) 忠志之士 亡身於外者 蓋追先帝之殊遇 欲報之陛下也 誠宜開帳聖聴 以光先帝遺徳 恢弘志士之気」 […]
2021-08-26 / 最終更新日時 : 2021-08-26 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(1)小楷を臨書する 1.祝允明の出師表 孔明の出師表に興味を持った筆者が読んだところ、すっかり魅了されたので書いてみることにしました。調べると、祝允明が出師表を揮毫した書が国立博物館に所蔵されていました。 祝允明は(1460〜1526)父や […]
2021-08-25 / 最終更新日時 : 2021-08-23 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(5)杜甫の詩を書く 5.孔明の出師表 蜀の宰相諸葛亮(181〜234)字、孔明は劉備亡き後、魏と戦うために軍隊を率いて出征する時、後主劉禅に奉った上奏文が「出師表」です。古来名文として名高く、後に人々の涙を誘いました。 「臣を草廬の中に三顧 […]
2021-08-24 / 最終更新日時 : 2021-08-23 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(4)杜甫の詩を書く 4.涙で袖に濡れる 「出師未捷身 先死長使英 雄涙満襟」 読み下し文は、「出師 未だ捷たずして 身先ず死し 長えに英雄をして 涙 襟に満たしむ」 意味は、孔明は、軍を出し未だ勝利しないうちに亡くなって […]
2021-08-23 / 最終更新日時 : 2021-08-23 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(3)杜甫の詩を書く 3.かつて、劉備は かつて、劉備は孔明の庵を何度も訪れた。 「三顧頻繁天下計 両朝開済老臣心」 読み下し文は、「三顧頻繁なり 天下の計 両朝開済す 老身の心」 意味は、昔、劉備は、孔明の草庵を頻繁に訪れ、 […]
2021-08-22 / 最終更新日時 : 2021-08-20 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(2)杜甫の詩を書く 2.廟の景色は 三・四句は、董其昌が揮毫していましたので、倣書しています。 「映階(土篇)碧草自春色 隔葉黄鸝空好音」 読み下し文は、「階に映ずる碧草は自ずから春色 葉を隔つる黄鸝は空しく好音」 意味は、 […]
2021-08-21 / 最終更新日時 : 2021-08-20 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(1)杜甫の詩を書く 1.諸葛孔明の祠 上元元年(760)杜甫四十九歳の作で、その前年に成都についた作者が敬愛する孔明の廟に詣でたときに詠んだものです。 「丞相祠堂何處尋 錦官城外柏森森」 読み下し文は「丞相の祠堂 何れの処にか尋ねん […]
2021-08-20 / 最終更新日時 : 2021-08-15 タオ 琴線にふれる 世間から取り残された自分は(5)漢詩を書く 5.流れにまかせて 『荘子』列御寇に「巧者労而知者憂、無能者無所求、 飽食而□遊、汎若不繋之舟、虚而□遊者」 読み下し文は、「巧者は労して知者は憂う。無能者は求むる所無く、飽食して□遊し、汎として繋がざる […]
2021-08-19 / 最終更新日時 : 2021-08-15 タオ 琴線にふれる 世間から取り残された自分は(4)漢詩を書く 4.友に知らせてくれ 「為報洛橋遊宦侶 扁舟不繋與心同」 読み下し文は、「為に報ぜよ 洛橋 遊宦の侶 扁舟 繋がざること 心と同じ」 意味は、私のために知らせてくれ、洛陽の都の友へ。小舟を繋がずに流れにまか […]
2021-08-18 / 最終更新日時 : 2021-08-15 タオ 琴線にふれる 世間から取り残された自分は(3)漢詩を書く 3.風景に託す思い 作者は、風景に自分の姿を託して詠みます。 「孤村幾歳臨伊岸 一鴈初晴下朔風」 読み下し文は、「孤村 幾歳か 伊岸に臨み 一鴈 初めて晴れて 朔風に下る」 意味は、ただ一つ残された村に […]