2022-08-07 / 最終更新日時 : 2022-08-07 タオ 和歌を味わう 斎藤茂吉の和歌を書く(1)「赤光」から 1.毎日書道展にて 毎日書道展にて本日まで展示してありました、II類かな作品です。釈文:「麦の穂に光のながれたゆたひて 向うに山羊は 啼きそめにけり」 選字は、「麦の寶に飛可梨乃 なか連 堂 […]
2022-08-06 / 最終更新日時 : 2022-08-05 タオ 思慕の情 かなしという言葉は(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.世の中の人は そして作者が詠んだ歌が、「なべて世の はかなきことを かなしとは かかる夢みぬ 人やいひけむ」 選字は、「な遍てよ能盤可奈幾こと越可奈 し登者駕ヽ流ゆ免三ぬ日とや 以飛希無」 歌意は、「 […]
2022-08-05 / 最終更新日時 : 2022-08-05 タオ 思慕の情 かなしという言葉は(1)建礼門院右京大夫集を書いて 1.命には限りがあると 言いようのない嘆きの中で、作者は 「ただ『かぎりある命にてはかなく』など聞きしことをだにこそ、 かなしきことにいひ思へ、これは、なにをかためしにせむと、か へすがへすおぼえて」 選字は、「多ヽ […]
2022-08-04 / 最終更新日時 : 2022-08-04 タオ 思慕の情 翌春に資盛の悲報が(4)建礼門院右京大夫集から 4.あの人の面影が 夜具を引きかぶって横になった作者ですが、 「あやにくに面影は身にそひ、言の葉ごとに聞く心ちして、身をせめて かなしきこと、いひ尽くすべき形なし。」 選字は、「あや爾久面影者身二 楚日言の葉こ […]
2022-08-03 / 最終更新日時 : 2022-08-01 タオ 思慕の情 翌春に資盛の悲報が(3)建礼門院右京大夫集から 3.泣き暮らして とめどない涙で暮らしていても他の人の目もありますので、詞書:『心ちのわびしき』とて、引き続き寝暮してのみぞ、心のままに泣き過ぐす。 『いかで物をも忘れむ』と思へど」 選字は、「心ちの わ飛し […]
2022-08-02 / 最終更新日時 : 2022-08-01 タオ 思慕の情 翌春に資盛の悲報が(2)建礼門院右京大夫集から 2.ただぼんやりとして 資盛の悲報を聞き、なにもせず呆然とする日々を送る作者は、 「みなかねて思ひしことなれど、ただほれぼれとのみおぼゆ。あまりにせき やらぬ涙も、かつは見る人もつつましければ、なにとか人も思ふらめど」 […]
2022-08-01 / 最終更新日時 : 2022-08-01 タオ 思慕の情 翌春に資盛の悲報が(1)建礼門院右京大夫集から 1.いよいよ知らせが 作者は、ようやく手にした資盛からの手紙が最後のものだったことを翌春に知ることになります。 「叉の年の春ぞ、まことにこの世のほかに聞き果てにし。そのほどのことは、 ましてなにとかはいはむ。」 選字 […]
2022-07-24 / 最終更新日時 : 2022-07-23 タオ 思慕の情 待ちに待った資盛からの手紙(5)建礼門院右京大夫集から 5.先立たれたご兄弟のことなど そして最後に先立たれたご兄弟方のことを思って、「あるほどが あるにもあらぬ うちになほ かく憂きことを 見るぞかなしき」 歌の選字は、「あ流本と可阿る爾裳あ羅ぬう遅二 那本可久 […]
2022-07-23 / 最終更新日時 : 2022-07-23 タオ 思慕の情 待ちに待った資盛からの手紙(4)建礼門院右京大夫集から 4.今は全部 資盛からの直筆の歌、二首目は「今はすべて なにのなさけも あはれをも 見もせじ聞きも せじとこそ思へ」 選字は、「いま者須遍て那耳農奈沙介毛 阿者れをも見勢もせし聞支毛勢 しとこ楚思へ」 歌 […]
2022-07-22 / 最終更新日時 : 2022-07-22 タオ 思慕の情 待ちに待った資盛からの手紙(3)建礼門院右京大夫集から 3.物思いをやめようとしても 資盛から三首贈られた中の最初の一首が、「思とぢめ 思ひきりても たちかへり さすがに思ふ ことぞおほかる」 選字は、「於も日と地免思ひ支りて毛た遅可 遍利佐春可耳お裳布こ所 […]