俊成卿女の和歌(7)-新古今和歌集より-

7.下燃えに
釈文:「下燃えに思ひ消えなん煙だに 跡なき雲の果てぞ悲しき」

選字は「志多も盈耳 お裳日支江 那無希ふ利多爾 あ度な支 雲能者亭 楚可那し き」

歌意は「あの人に恋こがれながら、くすぶって消える火のように亡くなってしまうだろう。その煙さえ、雲にまぎれて跡かたもなくなってしまうだろう。」

参考文献:和歌の解釈と鑑賞事典 井上宗雄他 笠間書院