俊成卿女の和歌(8)-新古今和歌集より-
8.下もえの少将とは
「下燃えに思ひ消えなん・・・」の和歌を詠んだことから、俊成卿女に与えられた名だった。
鑑賞:藤原定家『明月記』、元久二年三月二日の条によると、同月二十六日は『新古今集』成立祝賀の宴をひかえていた。
後鳥羽院の特別の指名で定家、家隆、俊成卿女の歌を各巻頭に入れることになり、この「下燃えに」が巻十二・恋歌二の巻頭におかれた。
彼女の歌は評判となりその人気から「下もえの少将」と呼ばれるようになったという。
参考文献:和歌の解釈と鑑賞事典 井上宗雄他 笠間書院


