酒に対す其のニ(3)白居易漢詩を書く

3.富める者も

祥香書

随富随貧且歓楽
 不開口笑是痴人


書き下し文は、「富に随い貧に随いて且く歓楽せん
      口を開いて笑わざるは是れ痴人」

現代語にすると、富める者、貧なる者はそれぞれに合わせて、
よろこび楽しもう。口を開いて笑わない人は、おろか者だ。

後半は中国古代の享楽主義を反映しているそうです。それは、
どういうことか次回見ていきましょう。

 参考文献:白楽天100選 石川忠久著 NHK出版