いにしへの歌を書き今を詠む(26)-和泉式部集(百四)-
26.まだ、おいでにならないあなたへ
釈文:「今宵さへ あらばかくこそ おぼほえめ けふ暮れぬまの いのちともがな」
選字は「こ夜日沙邊 あら盤可具 故楚 お本ヽ盈め 介布暮連 ぬま能いの遅 と裳閑那」
鑑賞:来る来ると言ってなかなかおいでにならない男へ向けた歌である。
現代風によむと「今夜こそ つらい思いをするならば いっそ暮れぬまに 命はてても」
もっとも現代とは事情が異なるとは思いますが・・・
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社


