酒に対す其のニ(2)白居易漢詩を書く

2.ほんのひとときの生

祥香書

石火光中寄此身

書き下し文は、「石火光中 此の身を寄す」

鑑賞:「石火」は非常にはやく短い時間のたとえ。
   「光」は時間。光陰矢の如しなどと用いて、月日の早く
    すぎることをいう。

   前の句と対句となっており、前からの意味は、この世の人は、
   どうしてつまらない争いをするのか。人生は、非常に早く短い。
   争いごとにかまけている暇はないのです。

   それで、どうしているのか、次の句に続きます。
 
参考文献:白楽天100選 石川忠久著 NHK出版