いにしへの歌を書き今を詠む(19)-和泉式部集(九十七)-

19.遺された身には
釈文:「小式部内侍みまかりて、むまごどもの侍るを見て『とどめおきてたれをあはれと おもふらん 子はまさりけり 子はまさるらん』」

歌の選字は「度ヽ免於支亭 多連越あ者れと思布 羅无 子は万さ利遣り こ盤満沙るら無」

鑑賞:小式部内侍には二人の子がおり、教通との間に僧静円、藤原公成をの間に僧頼仁がいた。

現代風によむと「だれ思う 先立つあなたは子のことを わたしがあなたを いとしいように」

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社