2024-01-31 / 最終更新日時 : 2024-01-31 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(6)和泉式部日記を書いて 6.右近の尉 釈文:「参らする右近の尉なる人を召して、『しのびて、ものへ行かん』とのた(まはすれば)」 選字は「満井ら寸る右近のしよう奈流人を 免志弖し能飛て裳の遍行可无と農」 鑑賞:「右近の尉」は右近衛府の三等官のこと […]
2024-01-30 / 最終更新日時 : 2024-01-31 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(5)和泉式部日記を書いて 5.人目をしのんで 釈文:「思ひかけぬほどに、しのびてとおぼして、ひるより御心まうけして、日ごろも御文とりつぎて」 選字は「思非可希ぬほと耳志乃比てとお本して ひるよ利御心まう遣し傳日ころ毛御文と梨川支て」 大意は「思い […]
2024-01-29 / 最終更新日時 : 2024-01-31 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(4)和泉式部日記を書いて 4.おひたる蘆 釈文:「『おひたるあしにて、かひなくや』ときこえつ。」 選字は「お比多流あし爾傳可飛な久やと支こ江つ」 鑑賞:「おひたるあし」は古今集 山部赤人の「何事もいはれざりけり身のうきは生ひたる蘆のねのみなかれて […]
2024-01-28 / 最終更新日時 : 2024-01-28 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(3)和泉式部日記を書いて 3.私の憂うつさは 釈文:「なぐさむと聞けば かたらまほしけれど身の憂きことぞ 言ふかひもなき」 選字は「難久さむと支希八可多羅まほし介連と 身能有き故と處以布賀日も奈支」 歌意は「このどうしようもない心も慰められると伺 […]
2024-01-27 / 最終更新日時 : 2024-01-27 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(2)和泉式部日記を書いて 2.何かお慰めできるなら 釈文:「あはれなる御物語りきこえさせに、暮れにはいかがとのたまはせたれば」 選字は「あは連奈流御物語り支こ江さ勢耳暮れ 爾盤い可ヽと能堂ま波せ多連八」 鑑賞:「あはれ」心の中で続くしみじみとした […]
2024-01-26 / 最終更新日時 : 2024-01-26 タオ 感性豊かな才知 思いがけない月夜の逢瀬(1)和泉式部日記を書いて 1.心こまやかな 釈文:「また、御文あり。ことばなどすこしこまやかにて、『かたらはば なぐさむこともありやせん 言ふかひなくは思はざらなん』」 選字は「ま多御文あ里こ登者那と寸故しこ万や可爾て か多羅は者奈倶さ无こと裳阿 […]
2024-01-25 / 最終更新日時 : 2024-01-25 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(7)和泉式部日記より 7.宮からのお手紙が 釈文:「かくて、しばしばのたまはする、お返りも時々きこえさす。つれづれも少しなぐさむ心地してすぐす。」 選字は「か具傳し者志盤能多ま者須す御返り 裳と幾ヽヽ記こ者沙春つれつ連毛数こし な倶さむ心地し […]
2024-01-24 / 最終更新日時 : 2024-01-24 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(6)和泉式部日記より 6.今日に心と 釈文:「けふの間の心にかへて思ひやれ ながめつつのみすぐす心を」 選字は「希婦農ま能こヽ楼耳可遍て於母飛や連 那可免つヽ乃美春久須心を」 鑑賞:「けふ」の言葉を使い、あなたは今日の苦しさを言いますが、私は […]
2024-01-23 / 最終更新日時 : 2024-01-22 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(5)和泉式部日記より 5.深く考えもせず 釈文:「とのたまはせたり。もとも心深からぬ人にて、ならはぬつれづれのわりなく思ゆるに、はかなきことも目止まりて、御返り」 選字は「との堂(ま)者勢多利も度毛心婦可らぬ人爾て 奈羅盤ぬつ連ヽヽ能王り奈具 […]
2024-01-22 / 最終更新日時 : 2024-01-22 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(4)和泉式部日記より 4.心の中を 釈文:「もて来たれば、をかし、と見れば、つねは、とて御返りきこえさせず。たまはせそめては、また、 うち出ででもありにしものをなかなかに 苦しきまでも嘆くけふかな」 選字は「も傳来多連八越可しと見れ者つ年者と […]