月下獨酌四首から其一(7)李白詩を書く

7.永久に楽しみを

祥香書

永結無情遊
 相期邈雲漢


書き下し文は、「永く無情の遊を結び
        相い期す 雲漢邈(はる)かなるに」

「永結」:永遠に結ぶ
「無情」:人や鳥獣が有情であるのに対して、金石・土木などのように
     心情がないもの。

「相期」:約束する。
「邈」:はるか。遠い。
「雲漢」:天の川。

意味は、永遠に月と影とそのまま楽しみを共にしよう。
はるか彼方の天の川で、また会うことを約束する。

この世に生を受けてなさけを解するいっさいの人間・鳥獣がもつ情では
ない「無情」の礼賛であり、道教にも通じるものでしょう。天空に広が
る壮大なシーンが現れています。

 参考文献:漢詩と名蹟 鷲野正明著 二玄社