俊成卿女家集を書いて味わう(5)-月花五十首を-

5.にほの海
釈文:「にほの海春は霞の波花に吹きなす比良の山風」

選字は「爾ほの海春者可須み農志賀の難三 花耳婦支奈寸比良能や万可世」

語釈:「にほの海」は琵琶湖。「花に吹きなす」風が吹いて波の上を桜の花びらでいっぱいになる。

参考文献:平安鎌倉私家集 久松潜一校注 岩波書店