2020-04-28 / 最終更新日時 : 2020-04-28 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(3) 3.神融け筆暢ぶ こちらには、二ヶ所おすすめしたい名言があります。臨書をする楽しみは、古の人の筆跡に触れることで、自らの書技を高めることにあります。さらに、内容が心惹かれるものであれば、臨書をしながら学ぶことが多く、喜び […]
2020-04-27 / 最終更新日時 : 2020-04-27 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(2) 2. 草書は、流れうるわしく 読み下し文:草は流にしてのびやかなることを貴び、章は検にして便なるに務む。 然るのち、之を凛にするに風神を以てし、之を温にするに妍潤を以てし、 之を鼓するに枯勁を以てし、 […]
2020-04-26 / 最終更新日時 : 2020-04-26 タオ 書の心 もっと読みたい名言の宝庫、書譜(1) 1. 心手相応の境地は一つ 読み下し文:いずくんぞ、心手の会帰は、源を同じうして派をことにするが若く、 転用の術は、猶お樹を共にして条を分かつが如き者なるを知らんや。 しかのみならず、吏に・・・ […]
2020-04-25 / 最終更新日時 : 2023-06-18 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(5) 5.学は乃ち少にして勉むべし 読み下し文:学の規矩を成すは、老は少に如かず。 思は即ち老いていよいよ妙なるも、 学は乃ち少くして勉む可し。 出典:「書譜」孫過庭 […]
2020-04-24 / 最終更新日時 : 2020-04-24 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(4) 4.天地の心に本づく 読み下し文:「豈に情の動きて言に形(あら)わるるは、風騒の意に取会し、陽に舒び陰に惨むは、天地の心に本付くものなるを知らんや。」 出典:「書譜」孫過庭 […]
2020-04-23 / 最終更新日時 : 2020-04-23 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(3) 3. 妙は神仙に擬する 一行目の六字目から原文:詎若功宣禮 楽。妙擬神仙。猶セン埴之罔窮。 與工鑢而並運。好異尚奇之 士翫體勢之多方。窮微測妙 之夫得推移之奥跡。大意:「まして書は人間教育の根本であるし、 […]
2020-04-22 / 最終更新日時 : 2020-04-22 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(2) 2.心手雙暢(しんしゅそうちょう) 原文:「或重若崩雲。或 軽如蝉翼。導之則泉注。頓之 則山安。繊々乎似初月之出 天涯落々乎猶衆星之列河 漢同自然之妙有。非力運之 能成。信可謂智巧兼優。心 […]
2020-04-21 / 最終更新日時 : 2020-04-22 タオ 書の心 一読の価値あり、孫過庭「書譜」(1) 文質彬彬 孫過庭の「書譜」の原本は現在、台北の故宮博物館に所蔵されています。書風は王羲之の伝統を受け継ぐ、優れた書論です。孫過庭の生没年は不詳ですが、唐代に活躍したと考えられています。 特徴は駢儷文(べんれいぶん)という […]
2020-04-20 / 最終更新日時 : 2020-04-20 タオ 書の心 ダイナミックな王羲之、喪乱帖(5) 5.晩年の完成された書 最後の四行は「得示帖」(とくじじょう)と冒頭の二文字から呼ばれています。原文「得示 知足下(猶)未佳。耿々 吾亦劣々。明日出乃行。 不欲触霧故也。遅散。王羲之頓首。」 日本語訳:「お送りした意 […]
2020-04-19 / 最終更新日時 : 2020-04-19 タオ 書の心 ダイナミックな王羲之、喪乱帖(4) 4.二謝帖も同じ時代に書かれた 喪乱帖は三つの尺牘の総称で、上記の五行は、一行ずつの断簡「二謝帖」です。「一行目の『良不』の左には、梁時代の武帝のもとで内府の書跡を鑑定した姚懐珍(ようかいちん)の署名の一部が見られること […]