2021-02-22 / 最終更新日時 : 2021-02-14 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 終わりのない無限の世界に遊ぶ者とは(3)荘子を書く 3.風を頼って 「猶有所待者也、若夫乗天 地之正而御六気之辨」 読み下し文は、「猶お待つ所の者ある也。若し夫れ天地の正に乗じて六気の弁(変)に御し」 「まだ頼みとするところが残っている、つまり風を頼りとしている、わけ […]
2021-02-21 / 最終更新日時 : 2021-02-14 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 終わりのない無限の世界に遊ぶ者とは(2)荘子を書く 2.彼はあくせくしないが 「彼於致福者未数数 然也此雖免乎行」 読み下し文は、「彼福を致す者に於いて未だ数数(さくさく)然たらず、此れ行に免ると雖も」 彼は福をもたらすものについてもあくせくと求めることはしない。これ […]
2021-02-20 / 最終更新日時 : 2021-02-14 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 終わりのない無限の世界に遊ぶ者とは(1)荘子を書く 1.列子は風に乗って 「夫列子御風而行、冷然 善也、旬有五日而後反」 読み下し文は、「夫れ列子は風に御して行き、冷然として善し。旬有五日にして而る後に反(かえ)る。」 そもそも列子は風に乗ってかけめぐり、軽妙でよい。 […]
2021-02-19 / 最終更新日時 : 2021-02-01 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 宋栄子はゆったりと彼らを冷笑する(5)荘子を書く 5.あくせくと求めない 「彼其於世未数数然也 雖然猶有未樹也」 読み下し文は、「彼れ其の世に於けるや未だ数数然たらず、然りと雖も猶未だ樹たざるものあるなり。」 意味は、彼は世俗のことについてあくせくと求めることはしな […]
2021-02-18 / 最終更新日時 : 2021-02-01 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 宋栄子はゆったりと彼らを冷笑する(4)荘子を書く 4.内なる自分の心と 「定乎内外之分、 辨乎榮辱之竟、斯己矣」 読み下し文は、「内外の分を定め、栄辱の竟を弁ず。斯れのみ。」内なる自分の心と、外界の事物との分別をはっきりして、栄誉と恥辱の境界を区別している。ただそれ […]
2021-02-17 / 最終更新日時 : 2021-02-01 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 宋栄子はゆったりと彼らを冷笑する(3)荘子を書く 3.世の全ての人にほめられても 「且擧世而譽 之而不加勤、擧世而非之 不而分加泪」 読み下し文は、「且つ世を挙げてこれを誉むるとも勤(はげみ)を加さず、世を挙げてこれを非るとも泪(くじけ)を加さず」 意味は、「そし […]
2021-02-16 / 最終更新日時 : 2021-02-01 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 宋栄子はゆったりと彼らを冷笑する(2)荘子を書く 2.とらわれている狭い世界 「其自視也亦若此而宋栄 子猶然笑之」 読み下し文は、「其の自らを視るも亦た此の若し。而して宋栄子は猶然(ゆうぜん)としてこれを笑い」 「宋栄子」とは、荘子や孟子よりやや先輩の思想家。人の情 […]
2021-02-15 / 最終更新日時 : 2021-02-01 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 宋栄子はゆったりと彼らを冷笑する(1)荘子を書く 1.その知識はひとつの官職だけ 「故夫知効一官行比一郷 徳合一君、而徴一國者」 読み下し文は、「故に夫の知は一官を効(かんが)え、行は一郷を比(おおい)、徳は一君に合(かな)い、而(のう)は一国に徴(しるし)ある者は […]
2021-02-14 / 最終更新日時 : 2021-01-31 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 小さいものと大きいもの(5)荘子を草書で書く 5.その違い 「コウ翔蓬 嵩之聞(間)此亦飛之至也、而彼且奚 適也此小大辨也」 読み下し文は、「蓬嵩(ほうこう)の間にコウ翔す、此れ亦た飛ぶの至りなり。而るに彼且に奚くに適かんとするやと。此れ小大の弁なり。」 「コ […]
2021-02-13 / 最終更新日時 : 2021-01-31 タオ とらわれのない境地に遊ぶ 小さいものと大きいもの(4)荘子を草書で書く 4.うずらが笑う 「且適南冥也、斥鷃笑 之曰、彼且奚適也、我騰 躍而上、不過数仭而下」 読み下し文は、「且(まさ)に南冥に適(ゆ)かんとするなり。斥鷃(せきあん)これを笑いて曰く、彼且に奚(いづく)へ適(ゆ)かんと […]