俊成卿女家集を書いて味あう(18)-月花五十首を-

18.月前草露
釈文:「風寒み下葉枯れゆく秋の夜の露にぞこほる浅茅生の月の月」

選字は「風寒三し多葉可れゆ久秋の夜能 徒ゆ爾楚こ本る阿さ遅布の月」

語釈は「露にぞこほる浅茅生の月」露に凍るように冷たい光を映す、浅茅生(ちがやが一面に生えた野原)にでた月よ。

参考文献:平安鎌倉私家集 久松潜一校注 岩波書店