かな書道っておもしろい?(3)
三点目は、リズムです。
3.リズム Rhythm
テンポ、調子という言葉からは、音楽のメロディーが浮かんできそう
ですが、作品に欠かせないポイントです。第1回で書きました流れを
生かすために、リズムは欠かせません。
例えば、さらさらと流れる小川は、和みますが、都会の用水路のような川
では、あまり感情が湧かないことでしょう。しばしば、一本調子の例
として、お経が挙げられますが、熟練の僧侶の読経は、抑揚があり、
心地よいものです。
これまでのポイントは、いずれも関連性を持ちながら、作品を形作って
いくものです。ご覧になる書作品からリズムが感じられたら、きっと見る
楽しさに気づきつつあることでしょう。
次は、書のこころについて述べます。