2026-07-21 / 最終更新日時 : 2026-07-22 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む・恋(4)-余情あふれて- 4.見るほどぞ釈文:「見るほどぞしばし慰さむ歎きつヽ寝ぬ夜の空の有明の月」 選字は「見るほと處し盤し那久さむ奈 希記つヽ寝ぬ夜の曽羅農あ利明の月」 鑑賞:「寝ぬ夜」(いぬよの)原本は漢字で書かれている。「有明の月」原本で […]
2026-07-20 / 最終更新日時 : 2026-07-22 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む・恋(3)-余情あふれて- 3.夏衣釈文:「夏衣薄くや人のなりぬらむ空蝉の音に濡るヽ袖かな」 選字は「夏衣雨春倶や人農那利ぬ羅無 有徒せ三能音耳濡るヽ楚て可奈」 語釈:「薄くや」薄情に 鑑賞:この歌には元になった本歌が二首ある。「蝉の声聞けば悲しな […]
2026-07-19 / 最終更新日時 : 2026-07-22 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む・恋(2)-余情あふれて- 2.本歌に贈答した歌意は「約束もせず、ただ恋しい人の姿を見るだけで、悲しみの涙が袖にかかるものとは知らなかった。」 現代風に詠むと「初めての恋とも知らず姿だけ 見つめることが悲しみの涙」 本歌は「思ひ余り人に問はばや水瀬 […]
2026-07-18 / 最終更新日時 : 2026-07-22 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む・恋(1)-余情あふれて- 1.恋・知らなかったこと釈文:「知らざりき掬(むす)ばぬ水にかげ見ても 袖に雫のかヽるものとは」 選字は「し羅さ利支む須盤ぬ水耳可介見て毛 處傳爾志徒久の閑ヽ流裳の登八」 構成:一行目の冒頭に「し」を長く伸ばし、二行目の […]
2026-07-17 / 最終更新日時 : 2026-07-17 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(25)-余情あふれて- 25.冬の松島鑑賞:厳冬の松島、凍てつく寒さの中で波の飛沫や海の表面が月光に照らされて、氷のようにキラキラと輝いている。そこに千鳥の鳴く声が聞こえ、幻想的で余情豊かな光景が広がる。 ところがこれを上回る歌が詠まれた。対す […]
2026-07-16 / 最終更新日時 : 2026-07-17 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(24)-余情あふれて- 24.松島や釈文:「松島や小島(をじま)が磯に寄る波の月の氷に千鳥鳴くなり」 選字は「ま徒し万やを志ま可磯耳よ流奈 美農つきの氷に千鳥鳴久な利」 語釈:「小島」は雄島・御島とも書く。松島群島の一島。「月の氷」氷のような月 […]
2026-07-15 / 最終更新日時 : 2026-07-16 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(23)-余情あふれて- 23.今回の判詞は「月見ば・・・」の歌は現代風に詠むと「月夜には尋ねると言ったあの人を 待ちわびて夜通し杵打つ」 判詞:「右搏衣迎八月之涼夜怨千声之寒杵・・・其体無気力」定家が俊成卿女の詠んだ歌を負けと判じた。 参考文献 […]
2026-07-14 / 最終更新日時 : 2026-07-14 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(22)-余情あふれて- 22.月見ばと釈文:「月見ばとたのめし秋の夜もすがらまた恨めしく摶(う)つ衣かな」 選字は「月見盤とたの免し秋の夜も寸可ら 満多う羅めし九有徒こ露毛可那」 歌意は「恋人が月を見たら尋ねて来ましょうと、その気にさせておいて […]
2026-07-13 / 最終更新日時 : 2026-07-14 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(21)-余情あふれて- 21.参考にした歌は「風吹けば・・・」には参考歌がある。「荻の葉に露吹き結ぶ秋風も夕ぞわきて身にはしみける」出典は『源氏物語 蜻蛉』薫の歌である。 同様に六百番歌合の時の良経の歌「君もまた夕やわきてながむらん忘れずはらふ […]
2026-07-12 / 最終更新日時 : 2026-07-14 タオ 幽玄にして耽美 俊成卿女家集を書いて詠む(20)-余情あふれて- 20.後鳥羽院の判詞は後鳥羽院は俊成卿女の「風吹けば・・・」の歌を勝ちと判じた。その判詞が「月澄めば夢やは結ぶ野辺の庵かりの涙に散りまがひつヽ」 意味は「(刈萱の生い茂る)野辺の仮の庵では、月が美しく澄み渡っていて、切 […]