深まってゆく春の日に詠じて(3)和漢朗詠集を書いて

3.若い頃は

釈文:「人無更少時那須惜 年不常春酒莫空」野
書き下し文は「人更(かさ)ねて少(わか)きことなし 時須く惜しむべし 年常に春ならず 酒を空しくすることなかれ」

現代語にすると「若い頃は二度とこない。よってわずかな時を惜しまねばならない。季節はいつも春というわけではない。春を惜しんで飲む酒を楽しもうではないか。」

参考文献:和漢朗詠集 川口久雄訳注 講談社学術文庫