2022-04-30 / 最終更新日時 : 2022-04-30 タオ 情報 藤の花房が美しい季節に(3)和漢朗詠集を臨書して 3.藤の花盛りで 釈文「たごの浦にそこさへにほふ藤なみを かざしてゆかむみぬ人のため」 選字は、「たこのうらにそこさへ爾ほふヽち那三 を可さしてゆ可むみぬひとの多め」 現代語にすると、多祜の浦の藤が […]
2022-04-29 / 最終更新日時 : 2022-04-29 タオ 情報 藤の花房が美しい季節に(2)和漢朗詠集を臨書して 2.去りゆく春に 釈文「紫藤露底残花色、 翠竹煙中暮鳥聲」 書き下し文は「紫藤の露の底(もと)に残んの花の色 翠竹の煙の中に暮(ゆふべ)の鳥の声」 現代語にすると、「露のおりているところに散り残る紫の藤の […]
2022-04-28 / 最終更新日時 : 2022-04-28 タオ 情報 藤の花房が美しい季節に(1)和漢朗詠集を臨書して 1.白氏文集から この季節には、白居易の慈恩寺の漢詩を朗詠したくなる方もおられるでしょう。「眺望慈恩三月尽、紫藤花落鳥関々」 書き下し文は、「眺望す慈恩に三月の尽きぬることを 紫藤の花落ちて鳥関々たり」 現 […]
2022-04-27 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 情報 やはり資盛のことが心から消えない(4)建礼門院右京大夫集を書いて 4私の言った一言を 「なにとなく 言の葉ごとに 耳とめて 恨みしことも 忘られぬかな」 選字は、「な耳登奈具ことの葉ことに みヽと免てう羅三しこ度も わ須ら連ぬる哉」 歌意は、何となく言った私 […]
2022-04-26 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 情報 やはり資盛のことが心から消えない(3)建礼門院右京大夫集を書いて 3.とりとめのないことを 詞書:「なにとなきことを我も人もいひしをり、思はぬ物のいひはづしをして、それをとかくいはれしも、 後に思へばあはれにかなしくて」 選字は、「なにと奈記ことを我も人毛い日志 […]
2022-04-25 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 情報 やはり資盛のことが心から消えない(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.そんなことが・・・ 「さることの ありしかとだに 思はじを おもひ消てども 消たれざりけり」 選字は「さ流こ登のあ里志かと多耳思 はし越於も日希てと裳消 多れさ利け李」 歌意は、そんなことがあったのかしら […]
2022-04-24 / 最終更新日時 : 2022-04-25 タオ 思慕の情 やはり資盛のことが心から消えない(1)建礼門院右京大夫集を書いて 1.いつも考えるのは いつも思うことは、資盛のことばかり 「いつも、同じことをのみかへすがへす思ひて、『あはれあはれわが心に 物をわすればや』と、つねは思ふがかひなければ、」 選字は、「い徒毛お那しこと越のみ可遍寸 […]
2022-04-23 / 最終更新日時 : 2022-04-22 タオ 思慕の情 重衡は建礼門院右京大夫に思いを(5)建礼門院右京大夫集から 5.いつまでも忘れないと 「忘れじの 契りたがはぬ 世なりせば たのみやせまし 君がひとこと」 選字は、「わ須連しの地き里多か者ぬ世奈利勢八 た農美や世万志記三可飛登こと」 鑑賞:この歌は、『古今集・巻十四・恋歌 […]
2022-04-22 / 最終更新日時 : 2022-04-22 タオ 思慕の情 重衡は建礼門院右京大夫に思いを(4)建礼門院右京大夫集から 4.情愛があるような いつまでもこのようにしてお付き合いをしましょう、と重衡に言われて作者の心は 「おほかたは、にくからずいひかはして、『果てまでも、かやうにだにも あらむ』といはれしかば」 選字は、「おほ可多八 […]
2022-04-21 / 最終更新日時 : 2022-04-21 タオ 思慕の情 重衡は建礼門院右京大夫に思いを(3)建礼門院右京大夫集から 3.同じ一門の方とは 縁のある身ではありませんか、と重衡に思わせぶりのことを言われ、いつも言い寄られていた作者は、次の歌を詠みます。 「濡れそめし 袖だにあるを おなじ野の 露をばさのみ いかがわくべき」 選字は、「ぬ連 […]