松のように志を高く持って生きよう(4)米芾「擬古」より

4.松のようにまっすぐ

米芾 擬古

不羞不自立
 舒光射丸丸


書き下し文は、「羞じず 自立せざるを 光を舒べ 射て丸丸たらん」
「不羞」:恥じない
「不自立」:自立できない

「舒光」:光をのびやかに放つ
「丸丸」:真っ直ぐ

意味は、独り立ちできないことを恥じることはない。光をまっすぐ、のびやかに放つのがよい。
志の素直さが大切であることも表しているのでしょう。
 参考文献:漢詩と名蹟 鷲野正明著 二玄社