いにしへの歌を書き今を詠む(14)-和泉式部集(九十二)-

14.いのちさへ
釈文:「身のはかなくおぼえしころ 『いのちさへ あらば見つべき 身のはてを しのばん人の なきぞかなしき」

歌の選字は「移農遅佐へあら盤見つ遍き身能者てを しの波無飛登乃難支曽か那志支」

鑑賞:九十二・九十三は「観身論命歌」中の歌。

現代風に詠むと「命さへ あれば自分の 晩年を 見られたとして 誰がしのぶか」

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社