2021-03-30 / 最終更新日時 : 2021-03-26 タオ 琴線にふれる 春の夜には(4)詠じたい詩歌 4.二月の雪 四句目「倚松根摩腰 千年之翠満手 折梅花挿頭 二月之雪落衣」 読み下し文は「松根に倚って腰を摩れば 千年の翠手に満てり 梅花を折って頭に挿せば 二月の雪衣に落つ」 「二月の雪」とは、春の終わ […]
2021-03-29 / 最終更新日時 : 2021-03-26 タオ 琴線にふれる 春の夜には(3)詠じたい詩歌 3.子の日とは 子の日とは、旧正月初子の日に野に出て小松の根を引き、若菜を引いて遊び長寿を祝う行事です。三句目は、 「倚松樹以摩腰、習風霜之難犯也。 和菜羹而啜口、期気味之克調也。」 読み下し文は、「松樹に倚って腰を […]
2021-03-28 / 最終更新日時 : 2021-03-26 タオ 琴線にふれる 春の夜には(2)詠じたい詩歌 2.夜の闇は 二句目「春の夜の闇はあやなし梅の花 色こそ見えね香やはかくるる」 選字は、「者るのよ能やみはあやなしむめの八 那いろ所みえね可やはか久るゝ」 歌意は、春の夜の闇は、全くわからないものだな。暗闇 […]
2021-03-27 / 最終更新日時 : 2021-03-26 タオ 琴線にふれる 春の夜には(1)詠じたい詩歌 1.青春の日は過ぎやすい 春夜「背燭共憐深夜月 踏花同惜少年春」 読み下し文「燭(ともしび)を背(そむ)けては 共に憐れむ深夜の月 花を踏んでは 同じく惜しむ少年の春」 意味は、「燭台を壁の方に向けて、友人と一緒に深 […]
2021-03-26 / 最終更新日時 : 2021-03-19 タオ 琴線にふれる 春のおもしろみ(5)声に出したい和漢朗詠集 5.春はのどかですか? 最後の歌は、「春はなほわれにて知りぬ花さかり 心のどけき人はあらじな」 選字は、「はる者那ほ王れ璽てし利ぬ者那さ可 利こゝろのと介支ひとはあらし那」 歌意は、春という季節がのど […]
2021-03-25 / 最終更新日時 : 2021-03-19 タオ 琴線にふれる 春のおもしろみ(4)声に出したい和漢朗詠集 4.桜をかざして 四句目、「もゝしきのおほみや人に(は)いとまあれや 桜かざしてけふもくらしつ」赤人 選字は、「毛ゝしきの於本みやひとは いとまあれやさくらかさして けふもくらしつ」 「もゝしきの […]
2021-03-24 / 最終更新日時 : 2021-03-19 タオ 琴線にふれる 春のおもしろみ(3)声に出したい和漢朗詠集 3.春の情趣 三句目は、「笙歌夜月家々思、 詩酒春風処々情」 読み下し文は、「笙歌の夜の月 家々の思ひ 詩酒の春の風 処々の情」 意味は、笙の音と歌が月夜に家々から聞こえ、詩を読み酒を酌み交わす、 […]
2021-03-23 / 最終更新日時 : 2021-03-19 タオ 琴線にふれる 春のおもしろみ(2)声に出したい和漢朗詠集 2.ゴサマアの糸 二句目、「野草芳菲紅錦地 遊糸繚乱碧羅天」 読み下し文は、「野草芳菲たり 紅錦の地 遊いと繚乱たり 碧羅の天」 「遊糸」は、かげろふのこと。ガサマア、蜘蛛の子が糸に乗じて空に浮かん […]
2021-03-22 / 最終更新日時 : 2021-03-19 タオ 琴線にふれる 春のおもしろみ(1)声に出したい和漢朗詠集 1.花の下の宴 春興(春の楽しみ)から「花下忘帰因美景 樽前勧酔是春風」白 読み下し文は、「花の下に帰らむことを忘るるは 美景に因ってなり 樽の前に酔ひを勧むるは これ春の風」 意味は、花の下の宴が楽しくて […]
2021-03-21 / 最終更新日時 : 2021-03-14 タオ 琴線にふれる 萌えいづる春になり(5)和漢朗詠集を口ずさむ 5.ほとばしる波の白さは 最後は源当純が「寛平御時后歌合の歌」に詠んだ 「谷風に溶くる氷のひまごとに打ちいづる波や春の初花」 選字が、「た璽可せにと久るこほ利のひま にうちい徒るなみや者る能はつ花」 意味は、谷 […]