2021-10-20 / 最終更新日時 : 2021-10-20 タオ 禅と書のつながり 良寛さんの秋を書く(5)良寛歌集より 5.特徴的な文字の選び方 良寛さんの文字を選ぶ時は、「の」は「能」を多く用いています。「乃」を使うことも稀であり、他では見られる「農」や「の」もあまり使われていません。よって、「能」で字幅が広がる傾向にあります。 文字を […]
2021-10-19 / 最終更新日時 : 2021-10-19 タオ 禅と書のつながり 良寛さんの秋を書く(4)良寛歌集より 4.秋萩に寄り道 良寛が、かなを秋萩帖に学んだことはよく知られています。秋萩帖といっても、現代の人たちが目にするようなきれいに撮られた写真版ではありません。良寛が、手にし、身近に置いていたものは、木版本でした。 熱心に […]
2021-10-18 / 最終更新日時 : 2021-10-18 タオ 禅と書のつながり 良寛さんの秋を書く(3)良寛歌集より 3.立ち酒をさらに お酒の好きだった良寛さんの様子が偲ばれる歌です。 「露はおきぬ山路は寒し 立ち酒を食して帰らばけだしいかがあらむ」 選字は、「露波おきぬや萬ち波さ無し 當ち酒さけをヽして可へ良者け […]
2021-10-17 / 最終更新日時 : 2021-10-17 タオ 禅と書のつながり 良寛さんの秋を書く(2)良寛歌集より 2.黒坂山の麓に 次の和歌は、「黒坂山の麓に宿りて」と題されたものです。 「あしひきの黒坂山の木の間よりもりくる月の影のさやけさ」 選字は、「阿之悲き能久ろ散可や萬能古能末よ里 も里久留徒き能閑気能さやけ散」 […]
2021-10-16 / 最終更新日時 : 2021-10-16 タオ 禅と書のつながり 良寛さんの秋を書く(1)良寛歌集より 1.さびしさに 良寛さんが秋を歌った和歌の書に倣って書いています。 「さびしさに草の庵を出てみれば 稻葉おしなみ秋風ぞ吹く」 選字は、「さ非之散耳久散能以報理遠てヽ見禮者 意那者お之奈美安幾可世所布久」 良寛さん […]
2020-07-28 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(5) 5.その後の六祖慧能は闇に、まぎれて出立した、六祖慧能は明上座が後を追いかけて大東嶺まで来たとき五祖の衣鉢を石の上に投げて言われた。 「この衣は伝法の証であり、力で争い奪い取るものではない。欲しければ持って行かれるがよい […]
2020-07-27 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(4) 4.継色紙より 継色紙の和歌を参考にして道元禅師の和歌を書きました。「あしひきの山した水のこがくれて たぎつつこころをせきぞかねつる」 「あし悲きの 山し多水能 こ可倶 連帝 多支つこゝろ […]
2020-07-26 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(3) 3.慧能、偈を詠む大衆が神秀の偈を読誦するのを聞いて、慧能が、「菩提本樹無し 明鏡亦た台に非ず 本来無一物 何れの処にか塵埃を惹かん」 という偈を作り掲げた。これを見た五祖は、慧能に衣鉢を付授し、『汝を第六代の祖と為す。 […]
2020-07-25 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(2) 2.六祖慧能とは「応無所住而生其心」を詠ずと題し、道元禅師が和歌を詠んでいます。まず、その背景を探っていきましょう。 ときは、中国禅宗の五祖弘忍(601〜674)が黄梅県の東馮母山(湖北省黄梅県双峰山の東山寺)にて禅風を […]
2020-07-24 / 最終更新日時 : 2020-07-23 タオ 禅と書のつながり 六祖慧能に寄せて道元は(1) 道元の和歌『水鳥の・・・』 釈文:「水鳥の行くも帰るも跡たえて されども路はわすれざりけり」 選字: みつ度りの 行く无 閑へる裳あ と多盈 弖 され登 […]