続・良寛の戒語を臨書する(2)ものいふに

2.ことごとし

良寛作 祥香臨

原文「こと〜しく毛のいふ
   あて〜しく毛能いふ
   あ者多ヽしく毛のいふ」

釈文「こと〜しくものいふ
   あて〜しくものいふ
   あはたヽしくものいふ」

大意「おおげさにものを言う
   人にあてつけ咎め立てしてものをいう
   せかせかして落ち着かないでものを言う」

良寛さんの書は親しみがあり、微笑ましいものがあります。

 参考文献:良寛の名品百選 加藤僖一編著 考古堂