2020-03-17 / 最終更新日時 : 2020-03-17 タオ かな書道 本阿弥切の魅力(1) 本阿弥切古今集の背景 The Background of Honamigire本阿弥切は、かつて本阿弥光悦(1558〜1637)が愛蔵していたと伝えられる古筆切です。本阿弥光悦とは、安土桃山・江戸初期に多方面にわたる活躍 […]
2020-03-16 / 最終更新日時 : 2020-03-16 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(5) 5.再び、升色紙を解読する To Read the Masusikisi again二行目:「ましをあひみむと」 「ま」は「末」を字母としていますが、左へ張り「ま」の終筆から右の余白へ「し」を長く引いています。右の行を見 […]
2020-03-15 / 最終更新日時 : 2020-03-15 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(4) 4.升色紙を解読する To Read the Masusikisi一行目「いまはゞやこひしな」「い」は字母が「以」ですので向かい合う線の細太や向きが異なります。鉛筆やボールペンで書いたのでは、こうした違いがでないので,見 […]
2020-03-14 / 最終更新日時 : 2020-03-14 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(3) 3. 和歌の意味を知る To Know the meaning of the Waka「いまはゞやこひしなましを あひみむと たのめしことぞ いのちなりける」 古今集十三段恋の項に載る清原深養父の歌です。「今はもう […]
2020-03-13 / 最終更新日時 : 2020-03-13 タオ かな書道 三色紙の真打、升式紙の登場(2) 2.升色紙の書風 The Style of Masusikisi なんと言っても墨の入った潤筆と細線の対比が印象的です。そして、からみ合った後半部分は、遠近を感じるほどであり他の古筆に例を見ません。 よほどの能筆家があ […]
2020-03-12 / 最終更新日時 : 2020-03-13 タオ かな書道 三色紙の真打、升色紙の登場(1) 1.升色紙とは? What is Masusikisi? 升色紙とは、寸松庵色紙、継色紙と並び称される古筆切の名称です。升色紙は、元が枡形の冊子本であったか、もしくは切断した際に料紙が升形であったことが名称の由来と考えら […]
2020-03-11 / 最終更新日時 : 2020-03-11 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(5)教養としての古筆+古典に親しむ 5. 印象に残る終句「なく山ほととぎす」「な」は「奈」を字母としていますが、この「な」は実に懐が深く偏と旁の間の空間が巧みです。実際に書いてみると思ったよりも空いているのが分かります。「な」一字の中に細太が微妙にあり一筋 […]
2020-03-10 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(4)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 4. 渇筆は思いっきり良く展開したい 左側半分の三行目から、渇筆になるのですが、解放感ある筆致です。「ぬるなつのよを」「ぬ」は「奴」が元の字ですが、字母(音を表記する母体となる字)を意識してか横に広がったような懐の深い […]
2020-03-09 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(3)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 3.継色紙を読んでみる We Read the Tugisikisi 左半分から始まります。「くるゞかと」左の一行目です。「く」は「供」を用いていますが、やや珍しい選字から始まります。懐深く、人偏と旁を広めに開けて、ゆっ […]
2020-03-08 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(2)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 2. 筆者は小野道風? The writer was Mr.Ono?筆者は、小野道風(894〜966)と伝えられておりますが、確証は無く異なります。小野道風は、藤原佐理(すけまさ)藤原行成(ゆきなり)とともに三蹟と称され […]