2022-12-06 / 最終更新日時 : 2022-12-05 タオ 国宝の書 喪乱帖(4)王羲之の尺牘 4.決定づけた人物 梁の武帝も王書を愛し、天下に散在した書籍を収集させ、書籍一万五千紙を得ましたが、損傷したものもありました。そこで天覧年間(502〜519)朱异、徐僧権たちに命じて等級別の分類と題せんをつけて整理し、お […]
2022-12-05 / 最終更新日時 : 2022-12-05 タオ 国宝の書 喪乱帖(3)王羲之の尺牘 3.王羲之はいかにして書聖となったか 王羲之の書は、在世中から偽物が出回るほど人気がありましたが、亡くなった後も歴代の皇帝が愛好しました。そして、王書の収集と整理が行われました。 宋の明帝(在位465〜472)は、各地に […]
2022-12-04 / 最終更新日時 : 2022-12-05 タオ 国宝の書 喪乱帖(2)王羲之の尺牘 2.なぜ国宝に なぜ王羲之の模写が国宝に指定されたのでしょうか。王羲之の書は、これを崇拝した唐の太宗皇帝と共に葬られました。このため王羲之の真筆は現存せず、皇帝が作らせた双鉤填墨による精巧な模本のみとなりました。 そのう […]
2022-12-03 / 最終更新日時 : 2022-12-04 タオ 国宝の書 喪乱帖(1)王羲之の尺牘 1.喪乱帖とは 文化審議会は11月18日、書聖と呼ばれた王羲之の書簡を7〜8世紀に模写した「喪乱帖」など4件の美術工芸品を国宝に指定するよう文部科学相に答申しました。 「喪乱帖」とは、第一行目に「喪乱之極」とあることから […]
2022-12-02 / 最終更新日時 : 2022-12-02 タオ 展覧会 温知会書道展開催-12月4日(日)〜10日(土) 第78回書道研究温知会書道展が東京都美術館2階・第1〜第2展示室にて開催されます。 森田祥香は教育部審査員の部に出品しています。釈文は「あたらしく冬きたりけり鞭のごと 幹ひびき合ひ竹群はあり」 (作者:宮 柊 […]
2022-12-01 / 最終更新日時 : 2022-12-01 タオ 思慕の情 初めて見そめたような星月夜(7)建礼門院右京大夫集から 7.見上げた星空は ここでは、作者が詞書で星空を「花の紙に箔をうち散らしたるように似たり」とたとえたことに注目します。 作者の父伊行は三蹟の一人である行成のお六代の孫で、「葦手絵和漢朗詠抄」(国宝)などが残る能筆家でした […]
2022-11-30 / 最終更新日時 : 2022-12-01 タオ 思慕の情 初めて見そめたような星月夜(6)建礼門院右京大夫集から 6.初めての星月夜 釈文:「月をこそ ながめなれしか 星の夜の 深きあはれを こよひ知りぬる」 選字は、「月をこ楚奈か免那連し可星の夜の 布可支阿者れ遠こよ比志利ぬ類」 歌意は、「いつも月を眺めて物思いにふけって […]
2022-11-29 / 最終更新日時 : 2022-11-30 タオ 思慕の情 初めて見そめたような星月夜(5)建礼門院右京大夫集から 6.これまでとは違って 釈文:「さきざきも星月夜見馴れたることなれど、これはをりか らにや、ことなる心ちするにつけても、ただ物のみおぼ ゆ。」 選字:「佐支ヽヽも星月夜見奈れ多ること 那連と故れ者越利可 […]
2022-11-28 / 最終更新日時 : 2022-11-28 タオ 思慕の情 初めて見そめたような星月夜(4)建礼門院右京大夫集から 4.ひとかたならぬ趣が 釈文:「なのめならずおもしろくて、花の紙に箔をうち散らした るによう似たり。今宵はじめて見そめたる心ちす。」 選字は、「難農免奈ら須お裳し(ろ)九て花の 紙耳箔をう遅ヽら志多るによう […]
2022-11-27 / 最終更新日時 : 2022-11-27 タオ 思慕の情 初めて見そめたような星月夜(3)建礼門院右京大夫集から 3.空が浅葱色に 釈文:「空を見上げたれば、ことに晴れて浅葱色なるに、光こと ごとしき星の大きなる、むらなく出でたる」 選字は、「空を見上希多れ者こ登二 盤連亭浅葱色奈るに光ことヽヽし支 星乃大き那 […]