俊成卿女家集を書いてまなぶ(2)-北山三十首から-

2.歌意は
「知人(しるひと)もあらしにまよふ・・・」の
歌意は「知る人もないだろう、これほど梅が見事に咲いているのを。その色も香もむなしく散ってゆくだけ。」

この歌の本歌は二点ある。「君ならで誰にか見せん梅の花色も香をも知る人ぞ知る」『古今集』春上

「見る人も嵐に迷ふ山里に昔覚ゆる花の香ぞする」『源氏物語』早蕨

参考文献:平安鎌倉私家集 久松潜一校注 岩波書店