俊成卿女家集を書いて味あう(26)-月花五十首を-

26.歌意は
「朽ちはてん涙のつまと・・・」の
歌意は「変わらないでいようと約束したのに、着ていた夜着が後々、悲しみの種となり、その涙でボロボロになってしまうとは思いもかけなかった」

参考例に「みなれぬる中の衣と頼めしをかばかりにてやかけ離れなん」『源氏物語』宿木の「中の衣」と関連があるか。

鑑賞:破局の訪れを嘆いて詠んだ歌である。

参考文献:平安鎌倉私家集 久松潜一校注 岩波書店