和泉式部日記を書く(七十二)ーかたらふ人のー(1)

1.心地わづらふ
釈文:「かたらふ人の、なくなりなん世まで忘れじ、と言ふが、心地わづらふと聞くを、ひさしくとはぬに」

選字は「か多ら布人農奈久難利な无世ま傳忘連 しと言ふ可心地わつら布と聞久を比さ志具 とはぬ二」

鑑賞:「かたらふ人」親しい男性。「なくなりなん世まで忘れじ」あなたのことは亡くなっても忘れはしません。「心地わづらふと聞く」私が病だと知っても。

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社