2025-03-08 / 最終更新日時 : 2025-03-08 タオ おとなの楷書と草書 智永「千字文」を読み書き(3)楷・草書に親しむ 3.草書の書法こと初め「天」:草書では、たて画を横画に対して右へ寄せて書くことが多い。左の空間をあけることで、動的になる。省略の仕方はそのまま覚える。 「地」:実画から実画へつながる虚画が滑らかに途切れなく筆を運ぶことが […]
2025-03-07 / 最終更新日時 : 2025-03-08 タオ おとなの楷書と草書 智永「千字文」を読み書き(2)楷・草書に親しむ 2.天地玄黄釈文:「天地玄黄 宇宙洪荒」書き下し文は「天地は玄黄 宇宙は洪荒」 現代語にすると、「天の色は黒く、地の色は黄色である。空間や時間は広大で、茫漠としている。」 鑑賞:陰陽のうち、軽く澄んだものは上へ登り天とな […]
2025-03-06 / 最終更新日時 : 2025-03-07 タオ おとなの楷書と草書 智永「千字文」を読み書き(1)楷・草書に親しむ 1.千字文とは千字文は四字一句、二百五十句から成る四言古詩である。其成立については諸説あるが、一般には梁の周興嗣(しゅうこうし)の作が知られている。 武帝が王子たちの手本用に、殷鉄石に命じ王羲之書の中から千字を集めて模本 […]
2025-03-05 / 最終更新日時 : 2025-03-05 タオ おとなの楷書と行書 集字聖教序を臨書して(4)行書を学ぶ 4.識り易き者は釈文:「易識者以其有像」書き下し文は「識り易き者は、其の像有るを以て」 「易」:上部の「日」をできるだけ幅狭くする。「勿」の斜画は平行にせず、中心から右側を広くする。 「者」左斜画とその右側に来る部分との […]
2025-03-04 / 最終更新日時 : 2025-03-04 タオ おとなの楷書と行書 集字聖教序を臨書して(3)行書を学ぶ 3.天地の釈文:「天地苞乎陰陽」書き下し文は「天地は陰陽を苞(つつ)みて」 「天」:第一画の下をあけ、ゆったりと構える。「地」:旁の第二画は上に高く出して、右上を広げる。 「苞」:草冠の筆順に留意する。上部を密にして、下 […]
2025-03-03 / 最終更新日時 : 2025-03-03 タオ おとなの楷書と行書 集字聖教序を臨書して(2)行書を学ぶ 2.然り而して「然」:一角めは筆を開いて強い起筆から入り、「犬」へつながる虚画は細くし、左右を密につくる。下の四点はつなげて行書の書法にする。 「而」:二本のたて画はやや左に寄せて、右の空間を広くとる不等分割である。右に […]
2025-03-02 / 最終更新日時 : 2025-03-03 タオ おとなの楷書と行書 集字聖教序を臨書して(1)行書を学ぶ 1.其の数を「其」:二本のたて画を平行にせずに、下部を狭くしている。横画も不平行で間隔は均等でない。終画の点は広めにして、安定感をだす。 「數」:常用漢字の「数」は「數」の省略体。偏は細めに軽やかであるが、横画は長くして […]
2025-03-01 / 最終更新日時 : 2025-03-03 タオ おとなの楷書と行書 王羲之の集字聖教序を臨書して(5)書法を探る 5.窮(きわ)むること罕(すく)なし 「罕」:「冖」は大屋根のように下部を支えている。下部はのびやかにたて画を長くしてバランスをとる。冠の一画めは前からの線から続く気持ちで。 「窮」:中心より右側にアクセントをおき、筆圧 […]