2024-03-21 / 最終更新日時 : 2024-03-21 タオ 感性豊かな才知 雨ふりて、つれづれなる日に(2)和泉式部日記から 2.身のあればこそ 釈文:「すきごとする人々はあまたあれど、ただ今はともかくも思はぬを、世の人はさまざまにいふめれど、身のあればこそ、と思ひてすぐす。」 選字は「春き許と寸る人々者阿ま多 あれと堂ヽ今者登毛か久裳於も八 […]
2024-03-20 / 最終更新日時 : 2024-03-20 タオ 感性豊かな才知 雨ふりて、つれづれなる日に(1)和泉式部日記から 1.ふり続く雨に 釈文:「雨うち降りて、いとつれづれなる日ごろ、女は雲間なきながめに、世の中をいかになりぬるならんとつきせずながめて」 選字は「雨う地布利弖いと徒連ヽヽ難る日 故ろ女は雲ま那支奈可免二世の中越 い可耳奈里 […]
2024-03-19 / 最終更新日時 : 2024-03-19 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(7)和泉式部日記を書いて 7.夜歩きは 釈文:「かかる御ありきを人々も制しきこゆるうちに、うち、大殿、春宮などのここしめさんこともかろがろしう、おぼしつつむほどにいとはるかなり。」 選字は「かヽ流御あり支越人々毛せいし支 許ゆるう地耳有遅大殿春宮 […]
2024-03-18 / 最終更新日時 : 2024-03-18 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(6)和泉式部日記を書いて 6.つらき心などと 釈文:「おしはからせ給ふめるこそ。見せたらば、とあり。こよひもおはしまさまほしけれど」 選字は「おし波可ら勢多万婦免るこ所見せ多ら 盤と阿里こ夜日もおはしま散万本志介連登」 鑑賞:「見せたらば」『拾遺 […]
2024-03-17 / 最終更新日時 : 2024-03-18 タオ 情報 真木の戸口に立ちながら(5)和泉式部日記を書いて 5.これほど厳重に 釈文:「いかでかは真木の戸ぐちをさしながら つらき心のありなしを見ん」 選字は「以可亭か者真木の戸倶ち越沙し奈 閑羅つら幾心農あ梨奈志を見無」 歌意は「どうしてこれほどしっかりと鍵がかかっておりますの […]
2024-03-16 / 最終更新日時 : 2024-03-18 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(4)和泉式部日記を書いて 4.つらいとはこういうものかと 釈文:「憂きはこれにや、と思ふもあはれになん、とあり、よべ、おはしましけるなめりかし、心もなく寝にけるものかな、と思ふ。」 選字は「有記者これ耳やと於母布毛阿盤連 爾奈无登あ利よ邊おは志ま […]
2024-03-15 / 最終更新日時 : 2024-03-18 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(3)和泉式部日記を書いて 3.つれない人の心の 釈文:「あけざりし真木の戸ぐちに立ちながら つらき心のためしとぞ見し」 選字は「阿希佐り志ま支能戸久遅耳多ち奈可 羅徒ら幾こヽ露農多免しと所み類」 鑑賞:「真木の戸」は歌語(和歌を詠む場合に用いられ […]
2024-03-14 / 最終更新日時 : 2024-03-14 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(2)和泉式部日記を書いて 2.門をたたいたが 釈文:「門をたたくに、聞きつくる人もなし。きこしめすことどもあれば、人のあるにや、とおぼしめして、やをら帰らせ給ひて、つとめて」 選字は「門を堂ヽ九耳記支つ久類人毛奈し きこ志免寸ことヽ茂あ連八比との […]
2024-03-13 / 最終更新日時 : 2024-03-13 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口で立ちながら(1)和泉式部日記を書いて 1.以前のように 釈文:「宮、例のしのびておはしまいたり。女、さしもやは、と思ふうちに、日ごろの行ひに困じて、うちまどろみたるほどに」 選字は「宮れい農し能飛弖おは志まい多里女佐し裳や八と於母布有地耳日こ路の行ひ爾困して […]
2024-03-12 / 最終更新日時 : 2024-03-12 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(15)和泉式部日記より 15.つながりのお手紙さえも 釈文:「あさからぬ心のほどを、さりとも』とある、御返り、『まくるとも見えぬものから玉かづら とふ一すぢも絶えまがちにて』と聞こえたり。」 選字は「あ佐可らぬ心のほと越さりと裳と阿る御返利 『 […]