2023-06-11 / 最終更新日時 : 2023-06-10 タオ 中国書画と禅 行草書巻・董其昌を臨書して(3)羅漢賛より 3.迷えばすなわち 釈文:「迷即鑚紙。此修 慧者。我法王子。」 書き下し文は「迷えば即ち紙を鑚(き)る。此の修慧者は、 我が法王の子。」 鑑賞:「鑚紙」「金」偏で墨を入れたものの、旁の「賛」ではす […]
2023-06-10 / 最終更新日時 : 2023-06-10 タオ 中国書画と禅 行草書巻・董其昌を臨書して(2)羅漢賛より 2.羅漢とは 釈文:「羅漢賛 名身句身如月標指。悟 或遮眼。」 書き下し文は「羅漢賛 名身句身は、月を標す指の如し。 悟れば或いは眼を遮り」 鑑賞:「羅漢」は阿羅漢(arhatの音写)の略称。応具(お […]
2023-06-09 / 最終更新日時 : 2023-06-09 タオ 中国書画と禅 行草書巻・董其昌を臨書して(1)羅漢賛より 1.行草書巻とは 『行草書巻』は紙本、31.0×479.5cm。東京国立博物館蔵である。書写年代は、萬暦三十一年(1603)四十九歳の頃の作にあたる。前半は穏やかに書き出して運筆し、後半になると興に乗って懐素の […]
2023-06-08 / 最終更新日時 : 2023-06-08 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(7)和漢朗詠集から 7.蓮葉は泥田にあって 釈文:「はちす葉のにごりそまぬこヽろもて などかは露を珠とあざむく」 選字は「者ちす者のにこり所万ぬこヽろも てなと可はつゆをたまとあさむ久」 鑑賞:平易な仮名を多く用いて、ゆったりと […]
2023-06-07 / 最終更新日時 : 2023-06-07 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(6)和漢朗詠集から 6.蓮花はお経では 釈文:「経為題目仏為眼、知汝花中植善根」 書き下し文は「経には題目たり仏には眼(まなこ)たり 知んぬは汝は花の中に善根を植ゑたりといふことを 為 […]
2023-06-06 / 最終更新日時 : 2023-06-06 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(5)和漢朗詠集から 5.千葉の蓮華を 釈文:「縁何更覓呉山曲、 便是吾君座下花」 千葉蓮 書き下し文は「何に縁ってか更に呉山の曲に覓(もと)めむ 便ちこれ吾が君の座下の花なり」 現代語にすると「どうして今さら千葉(せんよう […]
2023-06-05 / 最終更新日時 : 2023-06-05 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(4)和漢朗詠集から 4.池のほとりの 釈文:「岸竹條低応鳥宿、潭荷葉動是魚遊」在昌 書き下し文は「岸竹條低れり鳥の宿(い)ぬるなるべし 潭荷葉動くこれ魚の遊ぶならむ」 現代語にすると「池のほとりの竹の枝がしなっている、きっと鳥が […]
2023-06-04 / 最終更新日時 : 2023-06-04 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(3)和漢朗詠集から 3.池の水煙の中から 蓮の花は夏の季語ですが、葉は秋を呼び起こすのか。三首目の釈文:「煙開翠扇清風暁、水泛紅衣白露秋。」許渾 書き下し文は「煙翠扇を開く清風の暁 水紅衣を泛ぶ白露の秋」 現代語にすると「初秋の […]
2023-06-03 / 最終更新日時 : 2023-06-03 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(2)和漢朗詠集から 2.蓮の葉が伸びて 二首目「葉展影翻当砌月、花開香散入簾風」白 書き下し文は「葉展(の)びては影翻る砌(みぎり)に当れる月 花開けては香散ず入る風」 現代語にすると「春の葉が伸びて、階段の下の石畳を照らす月の […]
2023-06-02 / 最終更新日時 : 2023-06-03 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(1)和漢朗詠集から 1.風に吹かれてゆれる 釈文:「風荷老葉蕭条緑水蓼残花寂寞紅」 書き下し文は「風荷の老葉は蕭条として緑なり。 水蓼の残花は寂寞として紅なり。」 現代語にすると「風に吹かれてゆれるはちすの古くなった葉には、もの […]