2023-01-11 / 最終更新日時 : 2023-01-09 タオ 思慕の情 同じ境遇の人と平家のゆかりを懐かしみ(3)建礼門院右京大夫集から 3.お別れした後の名残が 釈文:「いかにせむ ながめかねぬる なごりかな さらぬだにこそ 雨の夕暮」 選字は、「以可にせむ那可免閑年ぬ流奈こ梨可奈 佐らぬ多耳こ處阿め農夕暮」 歌意は、「どうすればよいのでし […]
2023-01-10 / 最終更新日時 : 2023-01-09 タオ 思慕の情 同じ境遇の人と平家のゆかりを懐かしみ(2)建礼門院右京大夫集から 2.同じ思いで 釈文:「帰り給ひぬなごり、雨うち降りて物あはれなり。こ の人も、ことに我がおなじ筋なることを思ふ人な り。なつかしくもあり、さまざまそれも恋しく思 ひ出でたれて、申しやる。」 選字は、「 […]
2023-01-09 / 最終更新日時 : 2023-06-22 タオ 思慕の情 同じ境遇の人と平家のゆかりを懐かしみ(1)建礼門院右京大夫集から 1.上臈の方と 同じように平家の公達と縁があったと思われる身分の高い方とお会いして、釈文:「殷富門院、皇后宮と申しし頃、その御方にさぶらふ 上臈の知るよしありて聞えかはししが、ゆきあひ て、日暮し物語りして」 […]
2023-01-08 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(6)建礼門院右京大夫集にて 6.お釈迦さまが示されたこと 釈文:「世の中の つねなきことの ためしとて 空がくれにし 月にぞありける」 選字は、「世の中乃徒年奈きこ登能堂免志とて 楚ら閑久れ爾し月耳處阿利介類」 歌意は、「世の中が無常 […]
2023-01-07 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(5)建礼門院右京大夫集にて 5.我が身の行方は 釈文:「この頃聞くはいたくしみじみとおぼえて、ものがな しく、涙のとまらぬも、ながらふまじきわが世のほ どにやと、それはなげかしらからずおぼゆ。」 選字は、「この頃支 久盤い多倶し […]
2023-01-06 / 最終更新日時 : 2023-01-06 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(4)建礼門院右京大夫集にて 4.この世の無情が 釈文:「僧などの語るを聞くにも、なにもただ物のあはれの ことにおぼえて、涙とどめがたくおぼゆるも、さは どのことはいつも聞きしかど」 選字は、「僧奈と能可堂る越支九にも 那耳毛多ヽ […]
2023-01-05 / 最終更新日時 : 2023-01-04 タオ 思慕の情 涙がとめどなく流れて(3)建礼門院右京大夫集にて 3.涅槃会では 釈尊入滅の二月十五日は涅槃会が行われます。釈文:「ニ月十五日、涅槃会とて、人のまゐりしに、笹はれ てまゐりぬ。行ひうちして思ひ続くれば、釈迦仏の 入滅せさせ給ひけぬをりのこと」 選字は、「二月 […]
2023-01-04 / 最終更新日時 : 2023-01-03 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(2)建礼門院右京大夫集にて 2.つらいことが多くて 釈文:「憂きことの いつもそふ身は なにとしも 思ひあへでも 涙おちけり」 選字は、「憂きこ登の以徒も曽布身は奈爾度 し裳於毛ひあ遍ても涙お遅け里」 歌意は、「つらいことが、いつも我 […]
2023-01-03 / 最終更新日時 : 2023-01-03 タオ 思慕の情 涙がとどめなく流れて(1)建礼門院右京大夫集にて 1.どうということのない話でも 特にどうということのない話を耳にしても釈文:「ことなることなき物語りを人のするに、思ひ出でら るることありて、そぞろに涙のこぼれそめて、とど めがかたく流るれば」 選字は、「こ […]
2023-01-02 / 最終更新日時 : 2022-12-30 タオ 思慕の情 梅の香りが漂う夜にひとり(7)建礼門院右京大夫集を書いて 7.思いやってください 歌意は、「思いやってくださいね。あなたはそう言われます が私は、もしお会いしていたなら、どうだったか しらと思うその名残だけで、昨日も今日も物思い にふけりながらありあけ […]