5.骨気がないといけない 書には、骨が必要と説き、さらに・・・ 読み下し文：たとえ衆妙の帰するところとなるも、務めて骨気を存せよ。　　　　　　既に存し、しかして遒潤これに加えよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 […]

4.精神が飛動する 書が爽やかで、心が飛び動くような作品となるとは、どういうことかを述ベています。 読み下し文：いやしくもその術を知らば、まさに兼ね通ず可し。心は精を厭わず、手は　　　　　　孰するを忘れず。もし運用は精熱 […]

3.神融け筆暢ぶ こちらには、二ヶ所おすすめしたい名言があります。臨書をする楽しみは、古の人の筆跡に触れることで、自らの書技を高めることにあります。さらに、内容が心惹かれるものであれば、臨書をしながら学ぶことが多く、喜び […]

2. 草書は、流れうるわしく 読み下し文：草は流にしてのびやかなることを貴び、章は検にして便なるに務む。　　　　　　然るのち、之を凛にするに風神を以てし、之を温にするに妍潤を以てし、　　　　　　之を鼓するに枯勁を以てし、 […]

1.　心手相応の境地は一つ 読み下し文：いずくんぞ、心手の会帰は、源を同じうして派をことにするが若く、　　　　　　転用の術は、猶お樹を共にして条を分かつが如き者なるを知らんや。　　　　　　しかのみならず、吏に・・・　　　 […]

5.学は乃ち少にして勉むべし 読み下し文：学の規矩を成すは、老は少に如かず。　　　　　　思は即ち老いていよいよ妙なるも、　　　　　　学は乃ち少くして勉む可し。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：「書譜」孫過庭 […]

4.天地の心に本づく 読み下し文：「豈に情の動きて言に形（あら）わるるは、風騒の意に取会し、陽に舒び陰に惨むは、天地の心に本付くものなるを知らんや。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典：「書譜」孫過庭　 […]

3. 妙は神仙に擬する 一行目の六字目から原文：詎若功宣禮　　　楽。妙擬神仙。猶セン埴之罔窮。　　　與工鑢而並運。好異尚奇之　　　士翫體勢之多方。窮微測妙　　　之夫得推移之奥跡。大意：「まして書は人間教育の根本であるし、 […]

2.心手雙暢（しんしゅそうちょう） 原文：「或重若崩雲。或　　　　軽如蝉翼。導之則泉注。頓之　　　　則山安。繊々乎似初月之出　　　　天涯落々乎猶衆星之列河　　　　漢同自然之妙有。非力運之　　　　能成。信可謂智巧兼優。心　 […]

文質彬彬 孫過庭の「書譜」の原本は現在、台北の故宮博物館に所蔵されています。書風は王羲之の伝統を受け継ぐ、優れた書論です。孫過庭の生没年は不詳ですが、唐代に活躍したと考えられています。 特徴は駢儷文（べんれいぶん）という […]