2021-09-02 / 最終更新日時 : 2021-09-02 タオ 思慕の情 資盛のあの時のおもかげ(2)建礼門院右京大夫集を書いて 2.雪の中、道も見えず 選字は、「遊きの布か久ふ利徒毛り多利しあ志 多佐と爾弖阿連多流庭乎見いた して遣布こむ人越とな可免 徒ヽう須やな支の衣紅梅のう春き ぬ那と支てゐ多利し二」 行頭を […]
2021-09-01 / 最終更新日時 : 2021-08-30 タオ 思慕の情 資盛のあの時のおもかげ(1)建礼門院右京大夫集を書いて 1.雪の降りつもった朝 建礼門院右京大夫が、忘れがたく思いだすある日のシーンから語られます。それは、雪が多く積もった朝のことでした。 釈文「雪の深くつもりたりしあした、里にてあれたる庭を見いだして、『けふこむ人を』と […]
2021-08-31 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(6)小楷を臨書する 6.三顧の礼を尽くして 「侍中尚書長史参軍此悉亮死節之臣也 願陛下親之信之則漢空之隆 可計日而待也 臣本布衣躬耕於南陽 苟全性命於亂世不求聞達於諸侯 先帝不以臣卑鄙猥自枉屈 三顧臣草廬之中 諮臣以当世之事 由是感激遂 […]
2021-08-30 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(5)小楷を臨書する 5.各々が適した所へ 「是以衆議挙寵為督 愚以為営中之事悉以咨之 必能使行陣和睦 優劣得所也 親賢臣達小人此先漢所以興隆也 親小人達賢士 此後漢所以傾頽也 先帝在時 毎与臣論此事 未嘗不歎息痛恨於恒霊也」 大意は、将軍 […]
2021-08-29 / 最終更新日時 : 2021-08-29 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(4)小楷を臨書する 4.先帝が遺された臣下 「侍中侍郎郭攸之 費禕 董允等 此皆良実 志慮忠純 是以先帝簡抜 以遺陛下 愚以為宮中之事 事無大小 悉以咨之 然後施行 必能裨補闕漏 有所広益也 将軍向寵 性行淑均 暁暢軍事 試用 […]
2021-08-28 / 最終更新日時 : 2021-08-28 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(3)小楷を臨書する 3.真心からの進言に 「不宜妄自菲薄 引喩失義 以塞忠諫之路也 宮中府中 倶為一体 陟罰臧否 不宣異同 若有作姦犯科 及為忠善者 宜付有司 論其刑賞 以宣偏私 使内外異法也」 祝允明は、鍾繇の風韻をもっ […]
2021-08-27 / 最終更新日時 : 2021-08-26 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(2)小楷を臨書する 2.今は危急存亡の時 「先帝創業未半 而中道崩殂 今天下三分益州疲弊 此誠危急存亡之秋也 然侍衛之臣 不懈於内(忠) 忠志之士 亡身於外者 蓋追先帝之殊遇 欲報之陛下也 誠宜開帳聖聴 以光先帝遺徳 恢弘志士之気」 […]
2021-08-26 / 最終更新日時 : 2021-08-26 タオ 琴線にふれる 「出師表」諸葛孔明(1)小楷を臨書する 1.祝允明の出師表 孔明の出師表に興味を持った筆者が読んだところ、すっかり魅了されたので書いてみることにしました。調べると、祝允明が出師表を揮毫した書が国立博物館に所蔵されていました。 祝允明は(1460〜1526)父や […]
2021-08-25 / 最終更新日時 : 2021-08-23 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(5)杜甫の詩を書く 5.孔明の出師表 蜀の宰相諸葛亮(181〜234)字、孔明は劉備亡き後、魏と戦うために軍隊を率いて出征する時、後主劉禅に奉った上奏文が「出師表」です。古来名文として名高く、後に人々の涙を誘いました。 「臣を草廬の中に三顧 […]
2021-08-24 / 最終更新日時 : 2021-08-23 タオ 琴線にふれる 「蜀相」諸葛亮(4)杜甫の詩を書く 4.涙で袖に濡れる 「出師未捷身 先死長使英 雄涙満襟」 読み下し文は、「出師 未だ捷たずして 身先ず死し 長えに英雄をして 涙 襟に満たしむ」 意味は、孔明は、軍を出し未だ勝利しないうちに亡くなって […]