2022-01-27 / 最終更新日時 : 2022-01-28 タオ 琴線にふれる 山中にて幽人と対酌す・李白(3)秋艸同人を臨書して 3.私は酔って 「我酔欲眠卿且去」 書き下し文は、「我酔うて眠らんと欲す 卿(きみ)且(しばら)く去れ」 「欲眠」:眠たくなったの意味「卿」:君。同じ位の人、または下位の人を呼ぶ称。「且」:ひとまず、しばらく。 鑑賞:三 […]
2022-01-26 / 最終更新日時 : 2022-01-24 タオ 琴線にふれる 山中にて幽人と対酌す・李白(2)秋艸道人を臨書して 2.一杯、一杯 「一杯一杯 復一杯」書き下し文は、「一杯 一杯 復た一杯」 「一杯」と同じ語句が三回続くのですが、それぞれ異なる書き振りで変化をつけています。始めの「一杯」は「一」を太くがっしりと書き、「杯」は木偏をくず […]
2022-01-25 / 最終更新日時 : 2022-01-24 タオ 琴線にふれる 山中にて幽人と対酌す・李白(1)秋艸道人を臨書して 1.二人は向かいあって 漢詩を日本人が揮毫した個性的な作品をみて行きましょう。いわゆる活字を見慣れた身にはなんとも言えない温かみを感じることと思います。筆者の会津八一は、新潟の人で歌人・書家・美術史家です。号を秋艸道人。 […]
2022-01-24 / 最終更新日時 : 2022-01-21 タオ 思慕の情 恋の山路に迷う身には(5)建礼門院右京大夫集から 5.出家してはどうですか 「いづかたにか、経の声ほのかに聞えたるも、いたく世の中しみじみと物がなしくおぼえて、迷ひ入りし 恋路くやしき 折にしも勧めがほなる 法のこゑかな」 選字は、「まよ比意り志恋路久や四支折二 […]
2022-01-23 / 最終更新日時 : 2022-01-21 タオ 思慕の情 恋の山路に迷う身には(4)建礼門院右京大夫集から 4.恋の山、は山 「思ひかへす 道をしらばや 恋の山 は山しげ山 わけいりし身に」 選字は、「於も日可遍寸三遅越しら盤や 恋の山者や万し希山わ介い里四 身爾」 鑑賞:「恋の山」は積 […]
2022-01-22 / 最終更新日時 : 2022-01-21 タオ 思慕の情 恋の山路に迷う身には(3)建礼門院右京大夫集から 3.恋の山分け入って 恋の道へ入って、迷いが深くなる作者はつらい思いを語ります。「せんなきことをのみ思ふ頃、『いかでかかからずもがな』と思へど、 かひなき、心憂くて」 選字は、「せんな支こ度越の見思布ころ い可て […]
2022-01-21 / 最終更新日時 : 2022-01-21 タオ 思慕の情 恋の山路に迷う身には(2)建礼門院右京大夫集から 2.若草のような少女 「みな月を まてとちぎりし 若草を むすびそめぬと 聞くはまことか」 選字は、「美な月を満弖と遅きり志利可 久佐乎む春比曽免ぬと支供者まこ 登可」 歌意 […]
2022-01-20 / 最終更新日時 : 2022-01-21 タオ 思慕の情 恋の山路に迷う身には(1)建礼門院右京大夫集から 1.恋を急ぐ人は 歌の代作を頼まれて、詠むこともあった作者です。恋を急ぐ人へ、「人の女をいふ人に、五月過ぎてと契りけるを、心入られして、しのびて入りにけり と聞く人のもとへ、人にかはりて」 選字は、「人の女をい布人爾五月 […]
2022-01-19 / 最終更新日時 : 2022-01-17 タオ 思慕の情 揺れうごく女こころの吐露(5)建礼門院右京大夫集に親しんで 5.ほんとうにね 夢にみているように私の心は想っているあなたの元へ通っているでしょうと隆信の歌に、作者が返した歌は、 「げにもその 心のほどや 見えつらむ 夢にもつらき けしきなりつる」 選字は、「け爾毛楚乃心の保とや見 […]
2022-01-18 / 最終更新日時 : 2022-01-17 タオ 思慕の情 揺れうごく女こころの吐露(4)建礼門院右京大夫集に親しんで 4.夢で姿を 隆信が返した巧妙な歌とは、 「通ひける 心のほどは 夜をかさね 見ゆらむ夢に 思ひあはせよ」 選字は、「通ひ介流こヽろ農ほと盤与越可さ年 三遊羅无ゆ免爾おも非あ者勢よ」 歌意は、あなたのことを想っ […]