2022-02-26 / 最終更新日時 : 2022-02-26 タオ 琴線にふれる 月下獨酌四首から其一(4)李白詩を書く 「暫伴月将影 行楽須及春」 書き下し文は、「暫く月と影とを伴いて 行楽 須く春に及ぶべし」 「暫」:しばらく。わずかの間。「伴」:ともなう。連れ立つ。「月将影」:月と影とを。 「須」:すべからく〜すべし。助 […]
2022-02-25 / 最終更新日時 : 2022-02-25 タオ 琴線にふれる 月下獨酌四首から其一(3)李白詩を書く 3.影は付きしたがう 「月既不解飲 影徒随我身」 書き下し文は、「月は既に飲むを解せず 影は徒に我が身に随う」 「不解飲」:「解」はできるの意味。飲むことができない。「徒」:いたずらに、むなしく。 意味は、 […]
2022-02-23 / 最終更新日時 : 2022-02-23 タオ 琴線にふれる 月下獨酌四首から其一(1)李白詩を書く 1.独りで酌む 「花間一壺酒 獨酌無相親」 書き下し文は、「花間 一壺の酒 独り酌んで相い親しむ無し」 「花間」:花の咲いている中。「無相親」:語り合う親しい人がいない。 意味は、春の花が咲く中で一つの […]
2022-02-22 / 最終更新日時 : 2022-02-19 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(7)李白・月下獨酌四首から其二を書く 7.酒を飲まないものには 「但得酔中趣 勿謂醒者傳」 書き下し文は、「但だ酔中の趣を得て 醒者に謂いて伝うること勿かれ」 「但」ひとえに。「酔中趣」酔中の境地にひたり、満喫すること。「醒者」酒を飲まない […]
2022-02-21 / 最終更新日時 : 2022-02-19 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(6)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 6.三杯飲めば 「三杯通大道 一斗合自然」 書き下し文は、「三杯 大道に通じ 一斗 自然に合す」 「大道」とは真の道。根本の原理。「一斗」唐の時代の一斗は今の約六リットル。「自然」人間を含めての天地間の万物 […]
2022-02-20 / 最終更新日時 : 2022-02-19 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(5)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 5.聖人も賢人も 「賢聖既已飲 何必求神仙」 書き下し文は、「賢聖 既に已に飲めば 何ぞ必ずしも神仙を求めんや」 「何必」 必ずしも〜する必要はない。意味は、聖人(清酒)も賢人(にごり酒)もすでに飲んだのだ […]
2022-02-19 / 最終更新日時 : 2022-02-17 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(4)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 4.清酒は聖人に 「已聞清比聖 復道濁如賢」 書き下し文は「已に聞く 清は聖に比するを 復た道う 濁は賢の如しと」 「已聞」:とっくに聞いている。「清」:清酒「比」:なぞらえる 「聖」:聖人「復道」:また道う […]
2022-02-18 / 最終更新日時 : 2022-02-17 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(3)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 3.酒を愛することは 「天地既愛酒 愛酒不愧天」 書き下し文は「天地既に酒を愛すれば 酒を愛すること天に愧じず」 「既」: 〜の以上は。「不愧天」:天に恥じない。 意味は、天も地も酒が好きである以上は、 […]
2022-02-17 / 最終更新日時 : 2022-02-17 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(2)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 2.酒泉の地 「地若不愛酒 地應無酒泉」 書き下し文は「地若し酒を愛せざれば 地応に酒泉なかるべし」 鑑賞:「酒泉」は地名です。中国、甘粛省北西部。紀元前2世末頃、 匈奴を駆逐した前漢の武帝がこの地に酒泉 […]
2022-02-16 / 最終更新日時 : 2022-02-16 タオ 琴線にふれる 春の花が咲く中で(1)李白・月下獨酌四首から其ニを書く 1.もし天が酒を嫌いなら 「月下獨酌」四首連作の中から其ニを宋廣が揮毫しているので臨書をしました。宋廣は、明初め、河南省南陽の人で、字は、昌裔。草書が得意であったと言われています。 「天若不愛酒 酒星不在天」 書き下し文 […]