2021-11-19 / 最終更新日時 : 2021-11-19 タオ 人々の交わる世の中で 顔回は旅に出たいと願った(4)荘子を書く 4.先生のおことばに従って 顔回は師である孔子のことばをよく覚えていたのでしょう。「亂國就之医門多疾 願以所聞思其則庶幾其國有イ乎」 意味は、(私は、先生が)医者のもとへは病人が集まるものだから、民の苦しみを取り除くよう […]
2021-11-18 / 最終更新日時 : 2021-11-19 タオ 人々の交わる世の中で 顔回は旅に出たいと願った(3)荘子を書く 3.民衆のつらい思い さらに、衛国の窮状を顔回は告げます。 「以量乎澤若蕉民其尤如矣回嘗之夫 子曰治國去亂國去之」 現代語にすると、「衛の君主の行いで死ぬものが多くて数えきれないほどで、まるで沢の窪み一杯になるようで、 […]
2021-11-17 / 最終更新日時 : 2021-11-18 タオ 人々の交わる世の中で 顔回は旅に出たいと願った(2)荘子を書く 2.何をしようとするのか 衛へ行こうとする顔回に孔子はたずねます。何をしようとするのか。答えて言うには、「聞衛君其年壮其行獨軽 用其國而不見其過軽民死」 「聞くところによれば、衛の君主は若くて、その行動は勝手気まま、浅は […]
2021-11-16 / 最終更新日時 : 2021-11-18 タオ 人々の交わる世の中で 顔回は旅に出たいと願った(1)荘子を書く 1.どこに行くのか 今回は、「人間世(じんかんせい)篇」第四から荘子の思想をひもときたいと思います。「人間世」とは人々の交わる世の中という意味です。旅に出ると申し出た顔回に仲尼(孔子)がたずねる場面です。 「顔回見仲尼 […]
2021-07-29 / 最終更新日時 : 2021-07-26 タオ 生命を養う 料理人の話を聞いて君子は(5)荘子を書く 5.養生の道 牛の解体が終わった後の様子を語ります。 「提刀而立為之四 顧、為之躊躇満志、善刀 而蔵之、文惠君曰、善哉吾 吾聞庖丁之言、得養生焉」 大意は、牛刀を提げて立ち上がり、四方を見回し、しばらく去り難く佇ん […]
2021-07-28 / 最終更新日時 : 2021-07-26 タオ 生命を養う 料理人の話を聞いて君子は(4)荘子を書く 4.視線は集中して ただ、そうやすやすとできるわけではない、ということを庖丁は語ります。 「雖然毎於族、吾見其難為、怵然 為戒、視為止、行為遅、 動刀甚微、(言桀)然己解如土 委地」 大意は、しかしながら、私は筋や […]
2021-07-27 / 最終更新日時 : 2021-07-26 タオ 生命を養う 料理人の話を聞いて君子は(3)荘子を書く 3.刃先をすきまへ 料理人は、十九年も長きにわたり牛刀を使っても、今研いだばかりの切れ味であるという。その理由が明かされます。 「彼節者有間、而刀刃 者无厚、以无厚入有 間、恢恢乎其於遊刃必 有餘地矣、是以十九年 而刀 […]
2021-07-26 / 最終更新日時 : 2021-07-25 タオ 生命を養う 料理人の話を聞いて君子は(2)荘子を書く 2.牛刀の刃先は今研いだばかりのよう いかに巧みに庖丁が牛を捌くかが語られます。 「枝経肯綮 之未嘗、而況大コ乎良庖歳更 刀割也、族庖月更刀折也、今臣 刀十九年矣、所解數千牛矣 而刀刃若新發於(といし)」 大意 […]
2021-07-25 / 最終更新日時 : 2021-07-25 タオ 生命を養う 料理人の話を聞いて君子は(1)荘子を書く 1.牛を目で見ていない 庖丁(料理人)は、手先の技にまさる道を求めているのです、と語っていました。「方今之時、臣以神遇、而不以目視、 官知止而神欲行、依乎天理批 大郤、導大(款+ウ冠)、因其固然」 大意は「この頃では、私 […]
2021-07-24 / 最終更新日時 : 2021-07-22 タオ 生命を養う 庖丁を持つと(5)荘子を書く 5.もう牛の全体は 料理人が初めて牛を見た時は、 「所見尤非牛者三 年後未嘗見全牛也」 意味は、目に入るものは牛ばかりで、どこから手をつけて良いかわからなかったのですが、三年後にはもう牛の全体は目に入らなくなりました。 […]