2020-03-09 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(3)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 3.継色紙を読んでみる We Read the Tugisikisi 左半分から始まります。「くるゞかと」左の一行目です。「く」は「供」を用いていますが、やや珍しい選字から始まります。懐深く、人偏と旁を広めに開けて、ゆっ […]
2020-03-08 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(2)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 2. 筆者は小野道風? The writer was Mr.Ono?筆者は、小野道風(894〜966)と伝えられておりますが、確証は無く異なります。小野道風は、藤原佐理(すけまさ)藤原行成(ゆきなり)とともに三蹟と称され […]
2020-03-07 / 最終更新日時 : 2020-03-10 タオ かな書道 継色紙を臨書してみた(1)教養としての古筆シリーズ+古典に親しむ 1,なぜ継色紙と呼ぶのですか Why is called Tugisikisi? 「継色紙」は「寸松庵色紙」「升色紙」と並び称される三色紙のうちの一つです。 もとは、冊子本で、その装丁は料紙を二つ折りにして重ね、貼り合わ […]
2020-03-06 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(5) 5.寸松庵色紙の実物に会えるかも?埼玉県川島町の遠山記念館にて4/28から5/24まで展示される予定です。4/1(水)から5/24(日)まで遠山記念館で特別展「遠山記念館の50年」が開催され、その中で収蔵品である「むめの […]
2020-03-05 / 最終更新日時 : 2020-03-06 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(4) 4.梅はアロマ There was an aroma of Ume.「梅の香を袖に」まで、前回読みました。「うつしてとめたらば(脱字) はるはすぐとも かたみならまし」 歌意は、梅の香を種々の香を合わせて作った練香のよう […]
2020-03-04 / 最終更新日時 : 2020-03-04 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(3) 3,筆者は誰でしょうか? Who is the writer?寸松庵色紙の筆者は紀貫之と伝称されています。はっきりとは分からないけれど、ひとまず紀貫之としておきましょう、と言うことだったのです。逆に言えば、紀貫之という方 […]
2020-03-03 / 最終更新日時 : 2020-03-03 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(2) 2.書かれた時代を訪ねる寸松庵色紙が描かれた時代は、十一世紀中頃から後期頃と言われています。それは、一つには、料紙から推察されるものです。中国からの美しい唐紙を用いていて現在の古典研究から、「粘葉本和漢朗詠集」などに近い […]
2020-03-02 / 最終更新日時 : 2020-03-02 タオ かな書道 寸松庵色紙を鉛筆で鑑賞する(1) 寸松庵色紙は茶掛としても珍重されました The Sunshouan was prized as the hanging scroll for the tea ceremony 茶の湯は総合芸術であると言われますが、掛物も […]
2020-03-01 / 最終更新日時 : 2020-03-01 タオ かな書道 関戸本の臨書を読む(5) 5.墨継ぎはあざやか 「花をしみれば」右隣の行が渇筆で、清楚な趣であるのに対し、「花」で墨をつけその違いを際立たせています。とりわけ、「花」の偏はしっかりと筆をあてて墨の変化を印象付けています。 「を」は「遠」の簡略形で […]
2020-02-29 / 最終更新日時 : 2020-02-29 タオ かな書道 関戸本の臨書を読む(4) 4,墨の変化が際立つ 再び、上半分を見ます。渇筆から始まった本文「としふれば・・・」からさらに、墨量が少なくなり、「連」から「と」への連綿でかすれたところです。 本文の二行目、「かはあれど」「か」は「閑」を選んでいます。 […]