2024-04-08 / 最終更新日時 : 2024-04-08 タオ 琴線にふれる 旧暦三月三日桃に付して口ずさむ(4)和漢朗詠集から 4.空にたなびく霞は 釈文:「煙霞遠近応同戸 桃李浅深似勧盃」菅 書き下し文は「煙霞の遠近同かるべし 桃李の浅深勧盃に似たり」 鑑賞:「同戸」同等の酒量の意。戸は上戸・中戸・下戸の戸。「似勧盃」杯を互いに交わして酒を飲ま […]
2024-04-07 / 最終更新日時 : 2024-04-07 タオ 琴線にふれる 旧暦三月三日桃に付して口ずさむ(3)和漢朗詠集から 3.曲水遥かなり 釈文:「我后一日之澤 万機之餘 曲水雖遥 遺塵雖絶 書巴字而知地勢 思魏文以翫風流。蓋志之所之 謹上小序」 書き下し文は「我が后一日の沢、万機の余、曲水遙かなりといへども、遺塵絶えんたりといへども、巴の […]
2024-04-06 / 最終更新日時 : 2024-04-07 タオ 琴線にふれる 旧暦三月三日桃に付して口ずさむ(2)和漢朗詠集から 2.桃李の花が 釈文:「春之暮月 々之三朝 天酔干花 桃李盛也」 書き下し文は「春の暮月、月の三朝、天花に酔へり、桃李の盛んなるなり。」 現代語にすると「暮れゆく春の三月三日、空は花の色に映えて酔ったかのようにかすみ、桃 […]
2024-04-05 / 最終更新日時 : 2024-04-07 タオ 琴線にふれる 旧暦三月三日桃に付して口ずさむ(1)和漢朗詠集から 1.桃源の行より 春がやって来ると、桜の話題でもちきりになる日本だが、中国では桃の花が神聖な花として大切にされてきた歴史がある。とりわけ旧暦三月三日、上巳は五節句の一つとして祝い、宮中では曲水の宴を張った。今年は4月11 […]
2023-06-08 / 最終更新日時 : 2023-06-08 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(7)和漢朗詠集から 7.蓮葉は泥田にあって 釈文:「はちす葉のにごりそまぬこヽろもて などかは露を珠とあざむく」 選字は「者ちす者のにこり所万ぬこヽろも てなと可はつゆをたまとあさむ久」 鑑賞:平易な仮名を多く用いて、ゆったりと […]
2023-06-07 / 最終更新日時 : 2023-06-07 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書する(6)和漢朗詠集から 6.蓮花はお経では 釈文:「経為題目仏為眼、知汝花中植善根」 書き下し文は「経には題目たり仏には眼(まなこ)たり 知んぬは汝は花の中に善根を植ゑたりといふことを 為 […]
2023-06-06 / 最終更新日時 : 2023-06-06 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(5)和漢朗詠集から 5.千葉の蓮華を 釈文:「縁何更覓呉山曲、 便是吾君座下花」 千葉蓮 書き下し文は「何に縁ってか更に呉山の曲に覓(もと)めむ 便ちこれ吾が君の座下の花なり」 現代語にすると「どうして今さら千葉(せんよう […]
2023-06-05 / 最終更新日時 : 2023-06-05 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(4)和漢朗詠集から 4.池のほとりの 釈文:「岸竹條低応鳥宿、潭荷葉動是魚遊」在昌 書き下し文は「岸竹條低れり鳥の宿(い)ぬるなるべし 潭荷葉動くこれ魚の遊ぶならむ」 現代語にすると「池のほとりの竹の枝がしなっている、きっと鳥が […]
2023-06-04 / 最終更新日時 : 2023-06-04 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(3)和漢朗詠集から 3.池の水煙の中から 蓮の花は夏の季語ですが、葉は秋を呼び起こすのか。三首目の釈文:「煙開翠扇清風暁、水泛紅衣白露秋。」許渾 書き下し文は「煙翠扇を開く清風の暁 水紅衣を泛ぶ白露の秋」 現代語にすると「初秋の […]
2023-06-03 / 最終更新日時 : 2023-06-03 タオ 琴線にふれる 「蓮」の詩歌を臨書して(2)和漢朗詠集から 2.蓮の葉が伸びて 二首目「葉展影翻当砌月、花開香散入簾風」白 書き下し文は「葉展(の)びては影翻る砌(みぎり)に当れる月 花開けては香散ず入る風」 現代語にすると「春の葉が伸びて、階段の下の石畳を照らす月の […]