2024-03-15 / 最終更新日時 : 2024-03-18 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(3)和泉式部日記を書いて 3.つれない人の心の 釈文:「あけざりし真木の戸ぐちに立ちながら つらき心のためしとぞ見し」 選字は「阿希佐り志ま支能戸久遅耳多ち奈可 羅徒ら幾こヽ露農多免しと所み類」 鑑賞:「真木の戸」は歌語(和歌を詠む場合に用いられ […]
2024-03-14 / 最終更新日時 : 2024-03-14 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口に立ちながら(2)和泉式部日記を書いて 2.門をたたいたが 釈文:「門をたたくに、聞きつくる人もなし。きこしめすことどもあれば、人のあるにや、とおぼしめして、やをら帰らせ給ひて、つとめて」 選字は「門を堂ヽ九耳記支つ久類人毛奈し きこ志免寸ことヽ茂あ連八比との […]
2024-03-13 / 最終更新日時 : 2024-03-13 タオ 感性豊かな才知 真木の戸口で立ちながら(1)和泉式部日記を書いて 1.以前のように 釈文:「宮、例のしのびておはしまいたり。女、さしもやは、と思ふうちに、日ごろの行ひに困じて、うちまどろみたるほどに」 選字は「宮れい農し能飛弖おは志まい多里女佐し裳や八と於母布有地耳日こ路の行ひ爾困して […]
2024-03-12 / 最終更新日時 : 2024-03-12 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(15)和泉式部日記より 15.つながりのお手紙さえも 釈文:「あさからぬ心のほどを、さりとも』とある、御返り、『まくるとも見えぬものから玉かづら とふ一すぢも絶えまがちにて』と聞こえたり。」 選字は「あ佐可らぬ心のほと越さりと裳と阿る御返利 『 […]
2024-03-11 / 最終更新日時 : 2024-03-12 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(14)和泉式部日記より 14.気おくれがして 釈文:「おぼえて、いとおろかなるにこそなりぬべけれど、日ごろは、『すぐすをも忘れやするとほどふれば いと恋しさにけふはまけなん』」 選字は「お寶え亭い登お路可奈るにこ所那里 ぬ邊介れと日許ろ者 『春 […]
2024-03-10 / 最終更新日時 : 2024-03-10 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(13)和泉式部日記より 13,あの時はひどい応対だったので 釈文:「宮より、いとおぼつかなくなりにければ、参りて、と思ひたまふるを、いと心憂かりしにこそ、もの憂く、恥かしう」 選字は「宮よ理いと於本つ可奈久那里耳遣れ 者まゐ里てと思比多万流をい […]
2024-03-09 / 最終更新日時 : 2024-03-09 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(12)和泉式部日記より 12.というようにでも 釈文:「とこそ思ひ給ふべかりぬべけれときこえて、参りて三日ばかりありて帰りたれば」 選字は「とこ所思比堂満ふ遍可りぬへ介れと幾こえ 亭ま井里弖三日は可利あ梨てか遍り多 連八」 鑑賞:「とこそ思ひ給 […]
2024-03-08 / 最終更新日時 : 2024-03-08 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(11)和泉式部日記より 11.時が過ぎれば 釈文:「をりすぎてさてもこそやめさみだれて こよひあやめのねをやかけまし」 選字は「越里寸き傳さて裳こ楚や免沙三多れ天 こ夜飛あやめ農年遠や可希万し」 鑑賞:難解な歌と言われ、定訳がない。「あやめ」五 […]
2024-03-07 / 最終更新日時 : 2024-03-08 タオ 情報 つごもりの日、しのび音のほととぎす(10)和泉式部日記より 10.今日はお寺へ 釈文:「またの日、『けふやものへは参り給ふ。さて、いつか帰り給ふべからん。いかに、まして、おぼつかなからん』とあれば」 選字は「万多の日計ふや毛能邊者まゐ里たま不さ傳 い徒可帰利多満ふ遍可覧意か耳万し […]
2024-03-06 / 最終更新日時 : 2024-03-06 タオ 感性豊かな才知 つごもりの日、しのび音のほととぎす(9)和泉式部日記より 9.私の方では 釈文:「めづらかにも思ふたまへずときこえつ。」 選字は「免徒ら可耳毛於も布多満へ春と支こえつ」 鑑賞:「めづらか」めずらしいこと。歌と詞書が混ざり合っている特色があり、そのときの読み手の心情がより分かりや […]